短期アルバイト ② | 美しい風景に出会いたいっ!

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自然が大好きな美女(自称)が綴る、楽しいブログ♪

 

 

⇧『短期アルバイト ①』からの続きになります ⇧ 

 

 

勤務初日までに用意して欲しい物のリストと、事前情報の報告が、担当者さんからメールで届きました。

 

【用意して欲しい物】

・ヌーブラ

・Tバック(ハイレグ用)のショーツ、もしくはCストリング

・ハイヒール(ヒールの高さは10cm以上のもの)

・タンポン(急な生理のとき用に)

 

【準備して欲しいこと】

各部のムダ毛処理 (特に陰部)

店内の照明はそんなに明るくないため、普段よりも濃いメイクで来て下さい

 

【バニースーツのサイズ合わせにあたり、事前にサイズを教えて下さい】

・身長 ・体重 ・スリーサイズ

・普段着ているスーツの号数

 

一見するとセクハラとも取れるような内容ですが、お仕事上で必要なものらしいので我慢します。だけど体のサイズって、究極の個人情報よね? こんな恥ずかしいことを、男の人に教えなくちゃならないの? 見栄を張って虚偽のサイズを申請してもいいけど、体型に合わないユニフォームを用意されて困るのは自分。ここは正直に、本当のサイズを報告しなくちゃ(泣)

 

そして、ヌーブラ、Tバックのショーツ、10㎝以上のハイヒール... 全部持ってませんっ! それとも普通の女性は持ってるものなの?(普通の女である自覚がない あたしw) 6日間のアルバイトが終わったら、あたしには不必要な物ばかりなので、無駄な出費になりそう。

ちなみに、『バニースーツは食い込みの角度がかなりキツイので、ショーツのサイドがハミ出ないよう、横部分は紐になっているTバックを用意して下さい。それでも初めての方は、かなりの確率で下着の横が見えてしまうので、不安でしたらCストリングの着用を勧めます』 と書いてありました。

ところで... Cストリングって何? 聞いたことないわ(汗)

Tバックはイオンの下着売り場でも探せば売ってそうだけど、ヌーブラって何処で売ってるのかしら? あとタンポンは、あたし使ったことないし、持ってもいないのよね。だって 「あんなの入れるのって怖くないの?」 って、思っちゃうから(汗) 同じ理由で、コンタクトレンズも怖くて使えません(笑)

 

そうそう、Cストリング。ハッキリ言います! こんなの、あたしには無理ですっ!(笑)

そんな訳で、人生初のハイレグTバックショーツ。感想は 「これって、穿く意味あるの?」 でした...  

覆う部分の面積がこんなに小さいのなら、ノーパンでも同じじゃない?(笑) それに、陰毛がはみ出ちゃうわよっ! くすん... 剃るしかないわね(泣) あと、ショーツの後ろ(ほぼ紐の部位)がお尻に食い込んじゃって、落ち着かない。これって、絶対にうんち付くわよ(下品でスミマセン)

 

勤務当日。18時にお店に顔を出します。

先ずは1時間程、お仕事内容の説明&研修。業務自体は、アルバイト未経験の高校生でも可能なレベルです。普通にオーダーを取って、キッチンに伝える。そして、出来たお料理やドリンクをお客様の元へと運ぶだけ。あと、手が空いているときには、簡単なカクテル等を作ることもあるそう。

そして、お客様からのセクハラ対応の説明。露出の高い衣装のため、触れても良いと勘違いされる方が居らっしゃるそうです。あと、握手や写真撮影、連絡先の交換、全部NGだそうです。

 

そして、いよいよ問題の(?)バニースーツ着用です。ここからは、女性スタッフが対応してくれました。(そうでないと困るわ) 

 

 

    

 

用意されたのは、お馴染みの(?)衣装です。

 

Tバックは最初から穿いているので、ショーツ以外は全部脱ぎ、裸になります。あたし、女性同士でも裸を見せるのに抵抗がある人なので、けっこう恥ずかしいのよ(恥) ヌーブラなんて付けたこともないから、付け方から教わります。左右に分割したヌーブラを胸に当て、脇下のお肉ごと(笑)中央に寄せて、ホックを留めると、あら不思議。くっきり谷間の出来上がり♪ 

そして網タイツを穿きます。人によっては、先にベージュのパンストを着用し、その上から網タイツを穿く人も居るそうです。「どうします?」 と尋ねられたので、少しでも何かを身に着けておきたい小心者の あたしは、「じゃあ、穿きます」 と即答(笑) もうひとつの理由として、2年前にHTO手術を受けた脚の傷跡を隠す意味合いもあるのよね。網タイツだけだと、ちょっと傷跡が見えちゃうかな?と思ったので。持って来てもらったストッキングは、切り替えなしのオールスルー♪ 確かに... ハイレグの下に穿くんだから、オールスルーじゃないと無理だわ。で、この上から更に網タイツを穿きます。縫い目がちゃんと後ろ側にくるようにと、アドバイスを受けました。そしてバニースーツを着るのですが、後ろのファスナーが上がらない(泣) うぅ... 想像以上にキツイ。苦しくて辛い。こんな状態でお仕事するの...? 

ちなみに、バニースーツは内側にボーンと呼ばれる骨格(?)が何本あるので、胸の部分が『ぺろん』と、めくれる心配がないそうです。この骨格が無い安物のバニースーツ(コスプレ用とか)は『ぺろん』状態になっちゃうため、肩に透明のストラップが付いてるみたい。

尻尾(?)は4つのスナップボタンで留めるようになってました。両手にカフス、蝶ネクタイ、カチューシャ(うさ耳w)を付けて出来上がり♪ カチューシャは大きくて重さもあるため、動いてズレちゃうコトが多いので、ヘアピンでガッチリと固定するよう教えられました。

髪は束ねても、降ろしても、どちらでもOKと言うので、初日は動きやすいように、とりあえず後ろで纏めていましたが、2日目以降はロングヘアを降ろしてお仕事してました。肩回りが寒いので、少しでも背中の防寒になるから(笑) 最後に持参したハイヒールを履きます。うーん、身長170㎝を越えちゃうわ。

 

鏡に映った自分を見ると... すっごく恥ずかしい。信じられないくらいハイレグだし、体のラインがハッキリ出るので、あたしの体型だと醜いだけ(涙)

ハッキリ言って、むちむち。こんな格好で人前に出て大丈夫なの? あたしの年齢でバニーガールなんて、ある意味、犯罪じゃない? そもそも面接担当者さん、何で あたしなんかを採用したの? あぁ、今からでも家に帰りたい(泣)

 

とりあえず、この恰好のまま待機。

他の女性スタッフも、次々に出勤。それが皆さん、若くて綺麗なのよ。あぁ、何か あたしの知らない世界だわ。あたし、ここに居て本当にいいの? 

お仕事は、リーダーのチセさんが今日一日指導してくれることになりました。また、同じウェイトレスで20歳のナナさんという女子大生の方とは、初日から仲良くなっちゃった。(相変わらず、誰にでも話しかけ、すぐ仲良くなる おばさん 女 です) ナナさん、同性のあたしから見ても、すっごく可愛いのよ♪ お持ち帰りしたいくらい(笑) そして、スタイル良いの~♪ バニーガールの衣装って、やっぱり着る人を選ぶわよ! それよりも彼女、考えたくもないくらい、あたしと歳が離れてます。あ~、若いって羨ましいわぁ~ 

 

 

    

 

 

もう、一刻も早く、ドラゴンボール7個集めなくっちゃ!(笑) 

叶える願いは、やっぱり永遠の若さよね♪ いや、生き物好きとしては、生きてる本物の恐竜が見たい!って夢も捨て難いしなぁ~

 

 

実際のお仕事は、オーダーを受けて、アルコール等をお客様にお持ちするだけ。何も無いときは、背筋を伸ばし立って待機してるだけ。でも、これが一番時間が経たなくて辛かった。業務は何も難しいコトは無いため順調です。お客様に、ちょっとだけお尻を触られたりしましたが、キャストさん曰く、その程度なら全然大したことないと言います。お酒が入るので、時には想定外のコトが起きるらしい... そんな事態には遭遇したくないです。

 

 

実際に働いてみて、大変だったことを幾つか挙げてみます。

 

普段から野山で活動的に動いてる あたしにとって、立ち仕事なんて大したことないと思っていました。ですが、慣れないハイヒールをずっと履いてるため、ものすごく足が疲れるの。これは想定外でしたね。

本業では、太目の3㎝ヒールのパンプスしか履かないので、こんな細い10㎝ヒールだとバランスを崩して転びそうになります。12㎝位のヒールを履いてる方も居るので、スゴイわ~と感心しちゃう。あたしなんて、毎日仕事終わりには脚の疲労が半端なく、吊りそうだったもん。

そして、このバニースーツ。単純にキツイし、苦しいのよ。決して太ってるからでは無いと思うのですが... ウェイトレスというお仕事なので動くことが多いため、只でさえ細いハイレグ部分が、少しづつ、お股とお尻に食い込んでくるの。何度もこっそり直してました。

あたしだけではないのですが、ハイレグショーツを着けている人は、けっこう下着が見えたりしてましたね。お互いに 「見えちゃってるよ」 と教え合っていましたし。バニースーツのハイレグ度がとんでもないため、ショーツの横紐を、これでもか!ってくらい上げても、動き回っているうちに下がってきちゃうんですよ。また、ショーツ自体も、バニースーツからはみ出てしまうコトが頻繁にありました。これには毎回、神経を使っていましたよ。レギュラーキャストさんからは 「Cストリングを付けた方が安心だし、気を遣う心配も無いよ」 とアドバイスを頂きましたが、それを付ける勇気はありません... 

 

バニースーツを着てお客様の前に立つと、かなり性的な目で見られるため、相当の勇気と覚悟が必要です。(そうじゃない人も居るでしょうけど)

だけど、あたしは勇気も覚悟もありませんし、スタイルは人並み以下。なのに何故、バニーガールの制服を着てホールに立っているのかと言うと...

面接で「そんな恰好、あたしには出来ませんっ!」と、ハッキリ断れなかったからなのよ。

嫌なものは嫌! 無理なものは無理! そう言える性格なら、今ここで働いていませんって... この推しに弱い性格、どうにかしたいです(泣)

 

基本、フロアレディと違い、お客様の隣に座っている訳でもないため、お触りとかのリスクは、かなり低いです。ただ、本物の(?)バニーガールと接する機会があまり無いのは分かりますが、とにかくジロジロ見られます。それも物珍しさとかじゃなく、かなり性的な視線を浴びるのが分かるの。こういう恰好なんだから仕方ないんだけど、脚から股間、それと胸元への視線がキツイです。ここだけの話、正直に言わせてもらうと「気持ち悪い」くらい。また、自分では分かりませんが、後ろを向いてると、こちらも気が付かないため、お尻や背中はかなり堂々見られているらしい。あたしは後ろから一度、触られました。泣きたかったけど、ぐっと我慢したわ。

 

いくら暖房が利いてるとは言え、他のスタッフさん達とは違い、あたし達は肩回りを広く露出しているため身体が冷えます。自分の肩に触れると、冷たいんだもん。そのためか、お手洗も近くなりがちに。用を足すためには、まずバニースーツを完全に脱ぎ、網タイツとストッキングとショーツを膝の辺りまで下ろしてから、します。膝より上はヌーブラだけの状態で、カチューシャや蝶ネクタイを付けてるの。冷静に考えると、とんでもない恰好で便器に座っているのよね。あの可愛いバニーガールが、こんな格好でお手洗いを済ませているなんて、男の人は夢にも思わないでしょうね(笑)

用を足し終えると、膝まで降ろしたショーツ・ストッキング・網タイツを穿いて、バニースーツを着て、お腹を引っ込めつつ 「ふんっ!」 と言う気合と共に(笑)背中のファスナーを上げます。

生理現象を我慢するのは無理なので、タイミングを見て行ってましたが、お手洗いは結構大変でした。

 

あ、そうそう。お仕事する前から分かっていたけど、タイミング的に生理には当たらなかったので、タンポンは未だ未経験で終わってます (^^ゞ

 

短期間でのアルバイトだったため、根深い部分までの人間関係は分かりません。まぁ、女性が多い職場は、どこも裏があるのは仕方ないのですが、あたしが見る限り、スタッフ同士の人間関係は、そんなに悪くなかったと思います。売り上げが直接お給料に影響するレギュラーのキャストさんは別ですが、時給で働くアルバイトさん達は特別な気負いもなく、楽しくお仕事している感じでした。あと、予想はしていましたが、ウェイトレスの中では、やっぱり あたしが一番年上でしたね。(フロアレディは、それなりの年齢の方も居らっしゃいました)

 

「ねーねー、ナナさん。バニーガールの恰好で働くのって、最初は抵抗あったり、恥ずかしくなかった?」 

 

「うーん、水着とそんなに変わらないですし。

それに、若いうちにしか着れない衣装だから、今しかない!と思って」

 

「それ、あたしに対する嫌味~w?」  

 

「きゃー、そんなこと、ないです~」

 

勤務終了は午前2時なので、当然ですが帰りの交通機関はありません。なので、自宅まで送迎して頂けちゃいます。ただ、他のスタッフさん達と相乗りで全員を自宅へと送るため、ルートの関係もありますが、帰宅するのに1時間も掛かるのが難点。シャワーを浴びてベッドに入るのが午前4時になるので、完全に昼夜逆転の生活になってしまいました。

 

お給料は、当然ですがフロアレディと呼ばれるポジションが一番実入りが良いです。また、座ってお仕事が出来るため、脚の疲労はありません。お酒は飲めなくても大丈夫と言いますが、あたしが見る限り、飲まない方は居ないみたいですね。それに、あたしは何よりタバコの煙が嫌いだし。また、あたし達ウェイトレスよりも、お客様に触られたり、言い寄られる確率は高いです。

風俗経験者のスタッフからは 「脂ぎった中年オヤジのペニス舐めるのに比べたら、手を握られたり、脚を触られるのなんて、全然大したこと無いわよ」 と、強者の発言もありましたね~

 

「ひろみさんも稼ぎたいのなら、いつでも言ってね」 

 

「いえ、そこまでお金に困っていないので...」

 

「えー、そうなの? ひろみさんの歳で、こういうアルバイトするからには、何か訳アリと思ってたわ」

 

「あたし、ちゃんと定職に就いてますよっ!」 

(若い皆さんから、年齢をイジられるのが密かに痛い)

 

「えー? じゃあ何で、このバイトに応募したんですか?」

 

「普通のウェイトレスと思ったんです。時給も良かったし。面接で、制服がバニーガールと知ったとき、本当は断ろうと思ったんだけど、言い出せなくて...」

 

「それで、そのまま働き始めちゃったの?」 

 

「はい」

 

 

皆に大爆笑されました。

 

 

 

そのお給料ですが、1日6時間勤務の6日間で、82,800円も頂いちゃったー!

最初は抵抗あったけど、やってしまえば普通のお仕事でした。いっそ副業として、このまま働きたいわ(笑) 

 

※注 やってませんっ!