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すばらしき小さいジョナサン。

今日はね、すばらしい日だった!


音楽聴きながら土手を歩いてて

そしたら

ハトがね編隊を組んで、

30羽くらいかなぁ?

ぐるぐるぐるぐる

頭上を飛んでたの。


飛べないのか飛ばないのか

飛ばないハトもいるんだけど。


とにかくそれがなんだか綺麗でね。

「すごく綺麗に飛ぶなぁ~」

って感心してみてて。

「こん中のリーダーってどいつだ?」

って見てたら

ちゃんとリーダーがいて、

そいつが先頭を切って飛んでた。


おれが歩くと

なんだかリーダーが

それに合わせてくれるかのように

おれについて来てくれるんだよ。

編隊を引き連れて。


ちょうど音楽聴いてて

イエモンの

「BURN」だったかな。

「飛べない鳥は取り残されて~♪」

という歌詞のところがね。

すごくドラマティックというか。

アドレナリン出ちゃって

フン落ちてきてもいいや~みたいな。


「これはヤバイ!すげーな!」

って横見たら

家の屋根の上に

黄色とグレーの猫が二匹

ハトの編隊を見てるの。

ぐるぐる首回して。

「これすごくねぇ?」って言ったら

二ャーともワンとも言わないし

シカトされた(笑)

あいつらも

それだけ感動したんじゃないかなぁ?


で、

いいもんみたなぁ~って

また歩いてたら

シャッフル再生で

また「BURN」がかかって

またか~なんて思ってたの。


そしたら

今朝が大空デビューだったのかなぁ?

よくわかんないけども。

とにかく心配するほど

小さくて、羽をどの鳥よりもバタバタさせて

森から本当本当に小さなスズメが飛び出してきて。

落っこちそうになるのを

必死で羽のバタバタでカバーしながら

飛んでるんだよ。


周りのスズメは風を切って飛んでるんだよねぇ。

「小さいの!おい!がんばれ!」みたいな感じで。

「かもめのジョナサン」じゃないけど、

小さいジョナサンみたいな。


ちょうど小さいジョナサンが

土手まで飛んできたら

すばらしい風がね、吹いたの。

そしたら

小さいジョナサンは

フラフラしはじめて…

「ああ、飛ばされちゃうのかなぁ?」

なんて見てたけど。


しばらくフラフラしてたけど

小さいジョナサンは

羽を少し大きくひろげて

すばらしい風に乗って…

大空でピタ!って止まってて。

「うわ!すげぇ!!!」って。


でまた

「BURN」のサビで


「飛べない鳥は取り残されて~♪

胸や背中はオトナだけれど

限りない喜びは遥か遠く

人に話すだけで精一杯~♪」


なんだか

嬉しいじゃないし、

切ないじゃないし、

すばらしいだなぁ。


なんだか

こういう

すばらしい瞬間が

この先、生きてて

ときどき起きればOKかなぁって。


で、

「すばらしいなぁ~」って言って

土手の下見たら、

ダルメシアンが

飼い主から逃げて爆走してた。


すばらしい瞬間と

かなしい瞬間じゃん!みたいな。




(鳥、写ってねぇし!)

またルーツのお話。

今、おれが

ものを書いているルーツって何なのかなぁ?

ってたまに考えてて。


よくよく思い出してみると、

小学校低学年の頃は

ひたすらパクリまんがを描くことに

没頭してて。

40巻くらい描いたんじゃないかなぁ。

クラスの中ではそこそこヒット(笑)


それから中学に入って

なにを思ったのか

官能小説を書き出したわけです。

柔道と官能小説の日々。

担任の先生を実名で

生徒と…みたいな。

今考えるとひどいなぁ(笑)

それも部活仲間の間では

そこそこのヒット作品。


高校のときは…

バイトで得た金やら女の子やらに

興味を持ちだしたり。

高校の柔道部には半分部活推薦で入ったようなもので、

でもそれも怠けてしまって。

ずいぶん堕落してたなぁ。

マージャンの徹夜明けで

最後の県大会に出ちゃったし。


おれらの年代って

夢がなければクズ扱いで、

学歴社会だったから

ほとんどみんな「とりあえず大学に」

って感じだったかな。

おれは反抗心で

特に惹かれたわけでもない

「美容師!」って道にすすんだけども、

無理やり夢を作って…っていう感じが

自分の中にあったんだろうね。

おかしな美容師ブームの流れに乗ったわけです。

やりたいことなんて本当は何もなかったなぁ。

ビックリするほど何にも。


ちょうど高校生活も終わりに近づいてたころ

慶応大学の付属高校に行ってる奴と

魚屋のバイトで知り合って。


ソイツは全くね、

高学歴を自慢するようなヤツじゃないの。

知識は十分あるけど、

別に偉ぶらないし、知識を自慢げに押し付けないし、

相談しても、熱く語る話しになっても説教くさくないしね。

一緒にいて気も使わないし。


で、そいつがある日

「村上春樹の小説を貸してあげるよ」とか、

自分のいいと思うものの貸し借りをする仲になったんだけど。

そっから村上春樹にハマっちゃって。

なんでこんなこと小説にしてんだ~?

ってのはたまに感じたときもあったけど、

なぜか読んでしまう!みたいな。

当時、ティーンネイジャーの要素が

いっぱい入ってたから

惹き込まれたんだろうなぁ。と。

今考えるとね。


そんで美容師辞めて

またまた、とにかくやりたいものがなかった。

マジで何にも。

この時期がイチバン病んでたなぁ。

もうひどかったな。

もう死んじゃおうか!って、

けっこう危なかったかも(笑)


とにかくやりたいものがなく絶望してたのは、

やっぱり16、17歳くらいのときからあって。

だってさ、

全く関係ないこと何年も勉強させて

「はい。ところで君の夢は?」

って言われることに

「夢なんかあるわけねぇじゃねぇかばか!」

って思うでしょ?


美容師やめても

ずっと引きこもってられないし。


そんで

たまたま見つけた

映像デザインの学校へ行って。

そこで作文の授業があったんだけど、

なかなかおもしろくて。

正直な気持ちとか、

ネガティブな気持ちとか、

ぶっ飛んだこととかも書いちゃっていいんだ~?

って思えて。


その映像デザイン学校では

ドラマのおままごとみたいな

作品作りだったけど、

スートーリーを紙に起こしてるときが

イチバンおもしろかったし。


ご覧の通り文章力はないし、

ちゃんと文章の勉強したこともないけど、

なんかね。今は

心の底からもの描いて書いて生きていきたいって

思えてるかなぁ。


コンテストの結果なんてどうでもいいんだよなぁ。

今思うとあそこが

自分の処女作をバックアップしてくれて

コンテストに応募してくれるなんて思ってなかったし。

そんなことまったく考えられなかったし。

それだけで十分だし。

今回の夢物語みたいなプロジェクトに

参加させてもらえるなんて思ってなかったし。


ちゃんとした脚本なんて書いたことなかったけど

「書けます!」って

言い切っちゃってよかったなぁって。


まだ芽は出てないし、

締め切りに追い込まれたりするけど

プレッシャーの中でも楽しいし

すごく人に恵まれてるなぁって。


おれの力なんて微々たるものだから

周りの人に感謝しなきゃなって。マジな話で。


へぼい漫画時代やら

どろどろの官能小説時代、

なんで作文?って思った

映像デザイン時代の作文とか

あぶない喪失感の時代、

被害妄想時代、
(どんな時代やねん!)

流れに乗っただけの美容師時代も

全部無駄じゃなかったんだなぁって。


これがものを書く

自分のルーツなんだ~!って思えたから

抹消したい過去も

少しは好きになれるような。

そんな気がしてきたかもしれない。

好きになるというか、笑い話にできるような。


まぁでもつまらない作品を書けば

「NO!」と言われるわけで。

ぽんぽん良いことが重なるわけはないと。

だから、

とにかく足元見て、たまに夢見て、

勉強して、思考し続けて、人の話を聞いて、

感謝して…


28年間をかけて今回の作品に挑むのですわ。


おしまい。

足元を見よう!



富士塚っていいなぁ。


見てると落ち着いちゃうんだよ。



自分が住んでる土地に


感謝するのって大切なことかなぁ。


なんて


後付だけれども


そんな感じもしたから


いろいろ自分の家の周りを歩き回ってみた。






とにかく


「森のあるところへ行けば何かがある!」


って全くの直感でね。


あんまり今住んでる家から駅の反対側って


行ったことないから


んじゃいくか!って。





ちょっと前から


富士塚が気になってたし、


「あったらいいなぁ~」って気持ちで。


そしたらあった。





別に神社の中じゃなくても


敷石があって小高いところに


「浅間神社」と彫ってあれば富士講の富士塚。


発見したときの感動って


超アドレナリン爆発!みたいな。





で、


その日は一日天気が持ちそうだったから


また逆方向に行ってみようと。



なんか、


そこって家から


歩いて5分くらいのところなんだけど


時間の流れを感じさせないとこなの。



みんな当たり前に


畑やって


とうもろこしやら、きゅうりやら、トマトやら


いっぱい作ってるところで。


自分の家の近くでタイムスリップしちゃった感じ。




阿弥陀って彫ってあったから


浄土宗の関係かなんかで


忘れられたように


散らかったところに


仏様か。


なぜか彫ってあるものだけはすごく綺麗なの。




おれが掃除とかまで勝手にしてもどうかなぁ?


って思ったから


今日の昼に


紙コップに水を入れて置いといた。


「いいことしたぜ!」


って思ったけど


「当たり前の事か~」みたいな。




この辺は


さっきの「あったらいいな~」じゃないけど


神仏に関係あるものが


50メートル間隔であって


「あったらいいなぁ~」って思ったら


不思議と


「あ、発見!」みたいな。





馬頭観音はあるし、


阿修羅は石に彫ってあるし。


この町最高!


ってなっていくわけです。




おれの知らない香取神社が


ここの場所にもあって


この町で知ってるのは


それなりに大きいもので


3箇所くらいだけど。




この香取神社の中には


学問の神様の天満宮なんかもあるの。


みざる、いわざる、きかざる


なんかもあって


「ここすげぇ!」って。




この庄和町は昔は下総国で


その頃の人々の思いとか


すごく感じれる場所かなぁと。


住所から歴史とかがわかりやすくてね。


どこでもそうか?





「春日部に住んでる」とは人に言ってるけど


「春日部!」って言われることに


腹が立つというか。


「おいおい地名変えんなよ」って。


おれの家のすぐ近くに


帝釈天、善養寺につながる


道が江戸川の土手沿いにあるし。


なんか最近の人間が


ぽんぽん地名とか


変えちゃっていいのかなぁ?って。






あとはなんだろね。


京都とか奈良とか


ミーハー的な感覚で行くよりは、


自分が住んでる土地のことに


ある程度触れて、それからなのかなぁって。



最近、紙にね書くわけよ。


心がけを。すぐ忘れちゃうから。


「感謝すること!」


「足元を見ること!」


「たまに夢を見ること!」


って。



なんだかんだで


この町に生まれてよかったなって思ったのでした。





最後におれの大好きな苔でシメ!