佐藤泰志原作の映画「きみの鳥はうたえる」が9月1日に全国公開されることもあって 、急遽、製作している函館シネマアイリスから佐藤泰志3部作の映画「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「オーバーフェンス」を2日間ずつ再上映されることが決まった。 

 

わたしは、「そこのみにて光輝く」を8回?見ているが、ずっとスクリーンで見たいという願いが叶った。

 

 

 

 

9回目を見て、達夫と千夏と拓児に再会できてうれしくて、こころから感動していた。

 

そして、観客が多いせいもあるのか、なんと24日まで上映が延長になった。

 

異例のことだと思う。

 

それがほんものの力なんだと思う。

 

 

ひとのこころを揺さぶるものは、いつまでも力を失わないことを証明してくれた。

 

 

詩人の城戸朱里さんから、「そこのみ」を観たときは圧倒されましたとの言葉をいただいて うれしい気持ちで一杯になった。

 


ちなみに、佐藤泰志を敬愛されている函館在住の作家の方から、10月1日に詩人の吉増剛 造さんが函館で講演されるということを教えていただき、参加する旨をお伝えした。

 

 

「詩人 吉増剛造の旅 『火ノ刺繍』ヲ語ル」というタイトルだ。

 

 

 

 

 

吉増さんは、わたしの師 詩人・思想家の吉本隆明さんが「日本の現代詩でプロというのは、 田村隆一、谷川俊太郎、そして吉増剛造、この三人だと思うんです」と言わしめた世界的な詩人。

 


また、日本におけるシュルレアリスムのリーダー・詩人・美術評論家の瀧口修造についてよく 講演をされている。

 

 

 

 



そんな繋がりがある。


城戸さんも、現在吉増剛造さんのドキュメンタリー映画『幻を見る人』のエクゼブティブプロデューサーをされて、世界中の映画祭で数々の長編ドキュメンタリー部門で、続々と授賞されている最中のようだ。

 

 

城戸さんからは、わたしが入院したときにも温かい言葉をいただいた。

 

別々のものが不思議な形で繋がろうとしている。

 

そんな感覚がある。

 

その繋がりは、また別の形で広がっていく予感がしている。

 

 


ちなみに、以前書いた映画『カメラを止めるな!』は、全国で公開・予定含めて200館近い状態まで広がっている。


テレビでも映画の特集が続き、うれしい。

 

ようやく函館も9月1日の公開が決定して、今からワクワクしている。

 

インディーズ映画が、映画史上の様々な歴史を突破してく前代未聞の事態が起きていることもうれしい。

 

 

最近のドラマでは、菅田 将暉と山田孝之主演のテレビ朝日「dele(ディーリー)」が想像以上に素晴らしい出来。

 

第3話では、思わず涙する始末。

 

 

 

 

 

過激派の犯人と繋がっていると思われる床屋の女性と、それを盗聴し続ける公安の男の物語だ。

 

余貴美子と小説家の高橋源一郎の演技が素晴らしい。

 

男と女の距離感を絶妙に表現していた。

 

ラストで「5本のバラ」の花言葉が大きな意味を持つ。

 

ドラマでは明かされない。

 

わたしもすぐにググッた。

 

なんという素敵な言葉だろう。

 

調べてみることをお勧めします。

 


音楽はマーラーの交響曲第五番「アダージェット」を使っていた。選曲のセンスが見事だ。

 

この作品は、ルキノ・ビィスコンティの映画『ベニスに死す』で使われている。

 

恋人へ送る曲と言う意味もある。

 


是非、この類稀なる美しい調べを聴いて欲しい。抑えた熱情が伝わるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

この数年間で見たテレビドラマの最高傑作だと思う。

 

これだけ密度の濃い作品が出来た背景には、2年間の準備期間があったようだ。

 

熟成されてできた作品の美しさを味わって欲しい。

 

 

関係者の燃え上がる情熱は、見ているひとのこころに火をつける。

 

それが創造と感動の本質かもしれない。

 

 

興奮は続いていく。