毎年恒例の函館山の麓にある夫婦
桜を見てきた。
中腹にあるのでいつもひとりでゆ
っくりと眺め、桜と会話まででき
る。こころのなかで。
桜に近づき写真を撮っていると、
話しかけてきた人がいた。
その人はこちらの職員で、昨年7
月26日に放送されたNHKテレ
ビ ブラタモリ』で、函館が舞台
で元町配水場(レンガとコンクリ
ートの地下空間)を紹介してくれ
たことだった。
生涯忘れられない体験だったのだ
ろう。テレビ番組に取材されるな
んてめったにあることではない。
地域の水道をどのように日頃管理
しているかについては、深い関心
を持っている人は少ないかもしれ
ない。だからこそ、大切な地域の
水を取り上げてくれたことが嬉し
かったのだ。

何よりも、彼のその話ををする笑
顔は、晴れ晴れとしていた。
彼の微笑みほど素晴らしいものは
なかった。
わたしは、あらためて、わたした
ちの生活を維持管理しているひと
たちの日頃の努力に感謝した。
ありがとう。ここの水は日本で一
番美味しいと思っていたことを話
し忘れてしまったが。
また、来年行ったときに話そうと
思う。わたしの病気も含めて、桜
さんにもいい話が出来ればと思う
注。元町配水場は、函館の人口が
急増した明治時代に整備された水
道インフラの要所。
レンガの床とコンクリートの柱に
よって構成された配水池の内部は
ここから供給される水は今も函館
市民の生活を支えている。