ここに来るまで随分時間がかかった。


長い間ずっと来て見たいと思っていたから。


函館から車で約50分。隣の北斗市にある。


修道院前の国道はよく通るけど入口がよくわからない。


国道から修道院は決して見えない。

 

 

正式名称は、当別トラピスト修道院 厳律シトー会 灯台の聖母修道院という。


フランスカトリック。明治29年設立。


週に1回だけ予約した男性のみ院内が見学できるようだ。


厳しい戒律で男性のみで一生ここで自給自足の生活をしていくとはどういうことなのか。


俗世を拒む空間だから峻厳な雰囲気なのは当然のこと。

 

 

以前の記事で、わたしは20代に真剣に出家を考えていたことがあったと書いた。


しかし現代仏教では妻帯することは殆ど禁じられていないことがわかり辞めた。

 

 

函館には、湯の川温泉街の近くに同じシトー会の女性修道院がある。


明るい雰囲気があり入口にはマリア像がある。


観光ルートにも入っている。観光客も多い。

 

 

男子修道院は、海沿いの国道から踏み切りをわたり、登り坂を車で走る。


すると細い道路の両方を大きな杉の木が囲んでいる。

 

 

 

 

 

修道院への入口という意味だろう。


両側は、広い牧草地帯になっている。


丸く固められた牧草がいくつもある。牛への餌なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

木々の通りを抜けると、右側に大きな駐車場があり、小さな教会と売店がある。


修道院を守り続ける近くに住む信徒たちの教会だろう。

 

車から降りて歩いて登り修道院へ向う。

 

 

 

 

 

この坂は『ローマの道』と呼ぶらしい。

 

 

 

 

 

 

着いたのは、修道院の玄関の門。

 

 

 

 

 

 

やはり張り詰めた緊張感を感じる。

 


門から修道院が少しだけ見えた。

 

 

 

 

 

 

後ろを振り返ると、広い牧草地と大きな杉の木。


その向こうに海が見えた。


客船が見える。そう、ここは灯台の聖母修道院なのだ。

 

 

修道院は、周りを高い石垣で囲み中は見えない。広大のようだ。


バターを作るための牛もいる。農場がありバターやクッキーのための工場もある。

 

 

車で山の高いところまで登ることができるという。


但し、そこから徒歩で30分山道を登ると、ルルドの泉があるが、断念した。

 

 

それにしてもこんな光景は見たことがなかった。


新しい何かに触れたような感覚があった。

 

 

 

 

 

 

売店で美味しいと評判のソフトクリームを食べた。

 

見た目は普通だが、経験のない味わい。強い粘りがあり濃厚な味。

 

売店の女性に聞いてみたら、修道院でバターやクッキーを作っているが、

 

ここのバターを混ぜているとのこと。


ソフトを作る機械も特注だという。

 

 

一度食べてみてほしい。信じられない味だ。


ここでしか食べられないだろう。

 

 

そして修道院から離れた。

 

特別な空間に暫くいたのだ。

 

これからのわたしの生のためにヒントは得られたのか。

 

 

以前書いたが、函館の元町には4つの教会と1つの寺がある。


函館ハリストス正教会 日本初のロシア正教会聖堂


カトリック元町教会  ローマカトリック


函館聖ヨハネ教会   英国聖公会


日本基督教団函館教会 アメリカメソジスト


寺は東本願寺

 

わたしはそんな環境で育った。

 


クリスチャンではないが、教会と寺の毎日聴きながら成長した。


課題としている宗教・信仰・信・祈りについて考え続けている。


最近少しヒントが見えてきたのかもしれないので、いずれまとめて書いてみたい。

 

 

修道院のなかで、静謐で峻厳であり、生と死と向き合いながら生きているひとたちがいる。

 

 

わたしは、何を求めて、どのような道を歩いてきたのか。

 

そろそろまとめていく必要があるだろう。

 


できていないものが多いけれど、間に合うかではなく、


あらためて、じぶんの生と死を見つめ続けて歩こうと考えていた。

 

 

そのためにも、生きている充実感が大切なのかもしれない。