今週は2つのイベントに参加させていただいた。


まずは、以前紹介した大三坂ビルディング等をリノベーションして地域の活性化活動を続ける「箱バル不動産」が主催する

 

「地域をつなぐ小商いmeeting vol.4」


東京で活躍する田中元子さんのトークライブ「1階づくりはまちづくり」だ。

 

箱バル不動産の代表が「喫茶ランドリー」に関するトークライブを聴き、函館の活性化にも役立つ話と思い、トークライブとなった。

 

 

 

 

 

田中さんは、建築関係の雑誌の仕事をしていたが、単純にビジネスとしての建築論ではなく、その都市空間にどうしたらひとが集るのか田中さんが、色々な形で実験してみた結果をプレゼンしてくれた。


失敗例も提示している。海外での現場も検証した。


だから説得力がある。

 

まちづくりや地域の活性化のヒントはたくさん詰っていたと思う。


そこには、地域の住民の「能動的な創発」ということばがキーとなる。

 

「マイパブリック」という概念は私と公をいかにうまく繋ぎ合わせるかという考え方。


試行錯誤のその結果は「喫茶ランドリー」というランドリーのなかに、ひとが自由に出入りして、料理を作ったり、コーヒーを飲んだり、仕事の打ち合せをしたり自然に集れる空間をこしらえた。


とても参考になるトークだった。

 

 

マルセル・モースの「贈与論」を思い出した。


ここには、「贈与」や「無償」がひとが集るきっかけにもなるからだ。


資本主義の殻を少し突き崩しているのかもしれない。 


   

もうひとつは、ピロシキを売っている「まるたま小屋」のオーナーが

これから函館の新しい名物にしていきたいとの構想もあり、


函館市内の老舗レストラン五島軒で「ピロシキ博2019」が初めて開催された。

 

 

 


市内の6箇所のパン屋が参加している。


ピロシキはロシアのパン。まだ市内でも認知されていないのでしないかとのこともあり、


函館とロシアの交流の歴史や、ピロシキの歴史も歌や芝居で教えてくれたり、


(ハリストス正教会で働いていた日本人が五島軒の料理長になったという深い縁もあり、社長もお芝居にまで参加するほどの熱の入れようだった。)


いくつかの試作品のピロシキを食べられるコーナーやボルシチ付きの食事会にもなった。

 

 

 

 

 


ピロシキはもともと素朴な味。


ただこれから全国的な広がりができるためにどうしたらいいのか、


みんなで考えてより美味しくしていこうというとても熱いイベントだったと思う。

 

 

ふたりのオーナーは以前から応援しているひとたちだ。


これからの新しい函館を作り上げてくれるだけの情熱と行動力に溢れている。

 

彼らには、友達が多い。寛容。価値を押し付けない。


函館への愛情から生まれた街への活性化への情熱と行動力だろう。


既に、リノベーションは多くのところから依頼が溢れている。


わたしも行かなければならないところもある。

 

 

利害や利益のためだけでは、普遍性のあるものは生まれない。


無私や無償というものがそのひとのこころから感じられるところから変化は訪れるのではないか。


ひとは、少しずつ集っていく。

 

 

わたしたちの魂を突き動かすものはなんだろう。

 

それらへの愛と動機も大切だろう。

 

これからも彼らと共に歩いていきたいと思う。

 


ドラマ「3年A組」で、柊先生が話した「Let's think!」を胸に刻んで。