毎年クリスマスが近づいてくると山下達郎の「クリスマスイブ」をリピートしながら

聞くのがわたしの定番。


そして、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の淳之介がサンタクロースから

クリスマスプレゼントを貰って、万年筆を眺めながらほんとうに嬉しそうに

微笑むシーンを思い出す。


わたしの部屋には、今でもクリスマスのお菓子が入る銀色のブーツがある。


子供の頃憧れていたけれど、なかなか買ってもらえなかったことからくるのか。


だから子供の頃、このブーツに憬れていた。


何を貰っても、とにかく嬉しかった。

何を貰ってもとにかく美味しかった。



その嬉しさは、今でもとても大切な記憶のような気がしている。



昨日、仕事帰りを歩いていると女性たちの笑い声が聞えた。

もう暗くてよく見えなかったけれど、狭い空き地で10人近い男女が雪合戦をしていた。


高校の終業式が終わった開放感からなのか。

男女で制服を着たまま、真っ白な雪のなかを転げまわって、雪球を投げ合っていた。

それははしゃいでいるというか、あの寒さのなかで雪まみれになったら

風邪を引くよって言いたくなるほどだったけれど、

こころの底から楽しくてしかたがないという笑い声が響いていた。


ああ、ほんとうに楽しそうな光景を見た。


これほど無心で無邪気で、解き放たれた声を久しぶりに聞いたと思った。


ほんとうに美しい一瞬だった。


きみたちは、これから色々なことに出逢うだろう。

苦しくて辛いときには、この雪合戦を思い出すのかもしれないよ。

こころのなかで、そうつぶやいていた。

きみたちのこころは、キラキラと輝いていただろう。



こどもごころを忘れないようにしよう。


サンタクロースはやってくる。

きっとみんなのところにやってくるだろう。


健気に凛として真剣に生きているみんなのところに。


クリスマスイブにサンタは、やってくる。


あなたが眠りについたときに、

枕の横にそっと一輪の真紅の薔薇が置いてあるだろう。


それはあなたのこころで見えるものだろう。


その薔薇にはこころが込められるいる。



あなたの幸せを願うひとがいる。


いま、サンタは忙しいのでティンカーベルや妖精たちに手伝ってもらう

約束をしているだろう。



クリスマスの朝になって、薔薇がないと思ったらそれは勘違いだよ。


あなたのこころに薔薇の花は咲いているのだから。


薔薇の美しさは、あなたのこころの美しさそのものなんだよ。


あなたには愛の力がある。


これからも輝いてほしいから。


サンタクロースより。