ご無沙汰していました。腱鞘炎か右手首や指を痛めてブログ休んでいました。

心配おかけしました。少しよくなってきたのでまた復活です。


昨日は、映画「そこのみにて光輝く」のロケ地の砂浜に行ってみた。

それはやむにやまれぬような気持からだろうか。


映画を見ていないとわからないと思うけれど書かずにいられない。


函館の隣の北斗市へ車で30分。

国道は走るけれどこの場所は行ったことがない。

どうしてもこの場に立ってみたい気持があった。

住んでいるからこそなのか。

この作品のファンが訪れていることも知っていたから。


入り口を間違えた。

砂浜は見えたけれど、少し違う。バックして一本道を走る。


「あっ!」と思った。

目の前にあの、あの光景が見えた。







スーツなので、目の前に砂浜は見えるけれど歩くことは出来ない。


海の向こう側に函館山が見える。







ここが卓児と千夏が住んでいた家だ。


この光景は映画と殆どそのまま存在したことに驚きを感じていた。

写真ではわからない、現場に来なければ伝わらない感情が込み上げてくる。


時間がなかったので、この場所に来れたことだけで満足だった。

何も変わっていない。


達夫(綾野剛)と卓児(菅田将暉)が知り合って、卓児が千夏(池脇千鶴)を紹介し、

ふたりはこの砂浜を歩く。


一緒に海に出てのラブシーンは映画史上に残る美しいシーンと呼ぶ人もいる。

ラストシーンがこの映画を普通の作品を越えるものにしたと思う。



あの建物はもともとあったものだろうけれど、光景が変わっていないということはなんなのだろう。

今にも、みんなが現れてきてもなんにもおかしくない。

映画の中に入ってしまったのか、わたしが余程この映画を愛してしまったのか。


磯の香りは風が想像以上に強く、そこに立ち尽くすこともできなかった。

ここにいたことは至上の喜びだったのもしれない。


最近、ロケ地巡りをされている方が増えているようだ。


この土地を知り尽くしている人が選んだ場所だ。


プロデューサー・企画・制作の菅原さんが函館の人だからということもあるだろう。

ロケ地のチョイスのセンスが素晴らしい。


わたしもいろんなところを歩いた。


先週の土曜日、シネマアイリスが18周年ということもあり、「そこのみにて光輝く」

の3回目を見たいこともあり、恥ずかしながら近くの花屋で薔薇の花束を買い、

「映画大ヒットおめでとうございます」というカードをつけてお渡しすることができた。


先日、菅原さんが函館市文学館で原作の佐藤泰志と映画についての講演を聞いたり、


ここで佐藤さんの直筆を見て、筆圧の強さに驚いたり、短い間にいろんなことがあった。


今日は、呉監督が故郷伊賀上野での凱旋上映があり、舞台挨拶がある。


来月は綾野剛くんの地元岐阜での上映が始まる。


8月には、モントリオール映画に出品した結果が楽しみだ。


函館出身の前田プロデューサーは来年3月の日本アカデミー賞も諦めていないという。


もちろん、それほど魂を揺さぶる傑作だからだろう。


市民として誇りに思うし、この映画によって街に活気が戻ってきてほしい。

わたしも少しでも愛する街に恩返しがしたい。

無論、函館抜きでもこの作品は傑作なのだ。



関東地区で上映館が少なくなったけれど東北、西日本はこれから上映されるところが

多いので、もし機会があれば是非見てほしい作品。


ひとのこころ。

地震計のように震えるもの。


どんな逆境にあっても、必死に生きていれば光は訪れるもの。

そう信じたい。


あのラストがいま、生きることに悩んでいるひとたちに何かを感じさせていると思う。

これからも応援は続けます。