昨日の函館は、1日で50cmの大雪が降って市内は大混乱。

 

交通事故や雪の埋まった車がいたるところで見られる状況。

 

夜は恐怖の圧雪とアイスバーンで普段の2倍の時間を労した。

 

1月で降った量は観測史上初らしい。

 

わたしの心臓は除雪で悲鳴を上げていた。

 

少しずつ天候が回復のすることを雪かきをしながら祈ろう。

 

爆弾低気圧の峠は越えたのだろうか。

 

いずれにしても残った大雪や、危険な道路の問題を解決するまで時間がかかるだろう。

 

 

本題へ移ろう。

 

2015・2016年は記事をあまり書いていなかったけれど、

 

大切なことなので一部を記事に残しておこうと思い書くことにした。

 

いくつかのエピソード。


2016年9月 

 

シュルレアリスムのリーダーである「アンドレ・ブルトン没後50年」を記念して

 

フランスの女性シュルレアリストのアニー・ル・ブランさんをお呼びして

 

東京・恵比寿の画廊 LIBRAIRIE6 / シス書店でお話を聞いた。

 

 

 

 

 

写真はお借りしました。

 

 

生前のアンドレ・ブルトンを知っている貴重な人。

 

どうしてもお会いしたかった。

 

内容は原発の話も含み、想像以上に文明批判の鋭いナイフが光った素晴らしい講演だった。

 


女性オーナーの佐々木聖さんにお目にかかることができた。

 

シュルレアリスムにかなり造詣が深いことを知り、とても感激した。

 

晩年ブルトンが住んだ南フランスの村を訪れているほどだ。

 


佐々木さんから、シュルレアリスム関係の出版をしているエディション・イレーヌの

 

松本完治さんを紹介していただく。

 

 

ブルトンとシュルレアリスム関係のいまだ出版されていないフランス等の本を

 

少しずつ翻訳して出版している巨人といっていい。

 

 

そして東京森下の(最近移転したが)、古書ドリスに伺いオーナーに初めてお会いして、

 

お店に置かれている書物が宝物で溢れていることに

 

驚いているとお話していると、ある作品に眼が留まった。

 

M!DOR!さんという女性コラージュアーティストの作品とのこと。

 

 

 


偶然、近々函館で個展をすると教えていただいて、M!DOR!さんに会うことができた。

 

マックス・エルンストの弟子であり、美への才能に溢れた人と感じた。

 


その後、彼女は再び函館を訪れ、再会することができた。


今では、注目のアーティストのようだ。うれしいことだ。

 

 

戦後最大の思想家にして詩人の故吉本隆明さんのご自宅(東京文京区)へ伺う。

 

この場所を見つけるまで多くの時間がかかった。

 

その書斎で偉大なる作品を書いた特別な磁場を持つ場所だ。

 

あれは、見かけた猫はフランシスコだったのだろうか。


書斎は拝見することはできなかったが、ここに辿り付けたことだけで感無量だった。

 

吉本さんはわたしの人生の師でもあったのだから。

 

こころのなかで一生懸命語りかけていた。

 

 

また、以前記事にしているが、松岡正剛さんの東京の豪徳寺にある編集工学研究所で、


資生堂の名誉会長福原義春さんにお目にかかることができた。


奇跡としか思えない。

 

福原さんの偉業については、ここには書かないが超一流の読書人だろう。

 

 

柿本人麻呂の歌を聞きながら感極まってハンカチで涙を拭く松岡さん。

 

 

写真はお借りしました。

 

ほんとうにこのひとに出逢えてよかったと感動した。

 

千夜千冊の1500夜の深夜まで続いた特別な集まりは生涯忘れることはないだろう。

 


吉本隆明さんの墓の前では、同人誌「試行」に寄稿していた作家の浮海啓さんと

 

お会いすることができた。

 

その後、なんとお手紙とご自身の吉本さんへのオマージュの著作を贈っていただいた。

 

これこそ奇跡のような出逢いだったと思う。

 

吉本さんが引き合わせてくれたのだろう。

 

 

昨年、一昨年と所要で、ある人に会うために東大を訪れている。

 

今年も行くかもしれない。

 

 

 

 

わたしが長い間、それぞれの方に焦がれる様に会いたいという強い思いがあり、

 

それらはみな、感動的な出逢いとなった。

 


求めて会い、そこから新しい出逢いが次々に見えてくることがあるものだ。

 

 

まるでメビウスの輪のようにすべては繋がっているのかもしれない。

 

 

一昨年秋に、突然救急車で病院に運ばれ、蜂の巣炎という高熱で足が腫れあがる

 

病気になり、医師から左足を切断することになるかもしれないと言われた。

 

2週間の入院には途方に暮れるものがあった。

 

あの痛みの闘いは忘れられない。

 

 

その際、詩人の城戸朱理さんからお会いしましょうと。励ましの言葉をいただいた。

 

宮沢賢治が紹介してくれたのかもしれない。

 

 

 

慶応大学教授でフランス文学者の朝吹亮二さんにお会い出来ればと思う。

 

最近「アンドレ・ブルトンの詩的世界」を出版している。

 

朝吹さんとコミュニケーションをとることがあるので機会は訪れるだろう。

 


ブルトンを愛しているひとだと思う。

 


最近の出逢いの鍵は、アンドレブルトン・松岡正剛さん・吉本隆明さんだった。

 


次の鍵はなんだろう。

 

いずれにしても、それは愛なのだ。


愛ゆえにこそ出逢いは生まれる。

 

 

「一種の魔術的効力、そうです。

 

私にとって、この出会いの思想が達しうるもっとも高い段階とその最高の実現の機会は、

 

当然のことながら、愛のうちにあっただけに。

 

それ以外の面には、愛とならびうる啓示はないと言ってもよかったのです。」

 

アンドレ・ブルトン 「対談集」