今日も雪が降るのだろうか。
新聞では、毎日のように記録的な大雪の更新記録ニュースが書かれている。
函館は、累積降雪量が観測史上2位の470センチだ。
1位は496センチだから、このままで行くと1位になるのは、あと数日だろう。
例年の1.6倍らしい。
現在の積雪量は71センチ。昨日の最低気温はマイナス12度。
わたしたちの置かれている状況を言葉で伝えることは難しい。
昨年の11月から早めの冬が始まり、寒い時期と雪が続いた。
年が開けたら、状況は悪化した。もちろん例年1.2月が一番寒い。
しかし大雪や猛吹雪がいつになく続き、休みをほとんど与えないように降り続けた。
先月ごろから、歩道や車道の雪山が高くなり始めた。
毎日のように、雪が降り暖かい日がほとんどなく、ずっとマイナス気温が続く。
車はスリップしたり、氷の凸凹道をハンドルを取られながら恐怖の運転が続く。
ホワイトアウト。スリップ。地吹雪。
雪山に突っ込んだり、中央分離帯に乗り上げたり、わだちに嵌まり脱出しようとする車
を毎日見かける。
歩道もかなり狭い。
先日も右反対車線からカーブしてきた車がスリップして、信号停止で止まっていたわたしの車に衝突しそうになった。
後50センチだった。後続車まで続いてスリップしてぶつかりそうになった。
わたしの心臓も凍りつきそうになった。
緊張が続き、酷い肩こりにも悩まされる。
スリップして動けない車は、わたしも何度も手伝いに行ったが、今ではじぶんの雪かきで精一杯になってしまって手が回りきらない状態だ。
心臓病なので、雪かきは主治医からできるだけしないようにと言われている。
特に大雪や重い雪は心臓に大きな負担を与えるので厳しい。
以前これで不整脈が出て、2回ほど動けなくなっている。
しかし、車に乗ろうとすると雪下ろし、落ちた雪の除雪、わだちを減らすための除雪はせざるをえない。
建物等の雪かきも含めて毎日5.6回しているだろうか。
最近は、雪かき中に滑って3回膝を打って転んでいる。
なんとか打撲で住んでいるので病院へはいかなくて済んでいる。しかし痛い。
市内の整形外科や接骨院は、腰痛・転倒による骨折等でかなり混んでいる状況。
わたしは、今まで冬道で3回骨折している。
事情はあるだろうが、市民は行政に対し怒り始めている。
最近殆ど行政による除雪作業が見られない。
人手不足。予算がないと色んなことを言っているようだが行政の責任は問われるだろう。
市民の除排雪はもう限界に達している。
わたしたちも悲鳴を上げはじめている。
排雪も殆どされないので、どこの雪山も2m以上になっている。
歩行者・自動車ともに視界が悪く命がけの状態が続く。
灯油を積んだ輸送車の立ち往生が目に付く。
北海道では函館は雪は少ないほうだが、坂道が多い。
先日も、タクシーがわだちに嵌まって、助けに行った。後ろから押しても動かない。
気がつくと、友人が歩いていたので手伝ってもらう。
振り向くと通学途中の女子高生が三人立っていた。
「わたしたちも手伝います!」
驚いたが、車の後ろから一緒に押してなんとか脱出できた。
運転手が車から降りて、わたしたちに深深と頭を下げていた。
わたしのスーツがずぶぬれになっていることに後で気がついた。
一台しか通れない車道
先日片側一車線の道にわだちは一台分しかない。
どうしようもないのでわだちを走ると、向こう側から1台走ってきた。
目があって、その人はバックをし始めた。
わたしは、窓を開け、手を振ってお礼を言った。
ゆずってくれて助かった。
わたしたちの生活は、わたしたちで守っていこう。
北海道では助け合い、共に生きていこうという気持ちがなければ、孤立ではすまされない。
生きていけないのだ。
雪を捨てる場所が無くなって来たけれど、近所同士でどうしたらいいのか話し合いながら生きていくこと。これが北海道なんだ。
先日融雪剤をいただいた。ほんとうに助かる。
今はとても厳しい雪と寒さとの闘いがある。
いつになったら、温かさを感じられるのか、今年の冬は予想がつかない。
それでもみなさんの温かいこころがあるからなんとかやっていける。
やっていこうと思える。
わたしに何かあっても、ここで生まれ育ってよかったと思う。
愛する土地と道民のひとたちが住む北海道。
女子カーリングチームの「そだね―。」の一言が、わたしたちのこころなんだと思った。
冬がどんなに厳しくても温かいこころは、冷やしてはならない。
いつかまた、温かい太陽は昇るはずだから。

