オバチャン看護師+がんロングサバイバーです。
程度こそ違いますが、
昔医療ミスを受け後遺症あり、医師のミスなすりつけられたことあり、自身にもミスありです。
人それぞれ、立場や思想や
見ているもの,見えているものの違いがあるので、
様々な考えがあることはありのまま受けとめます。
私は、人一人がなくなることの重さをまずは痛烈に感じ抜きたいです。
子をなくした親,ご家族は、
この先長い年月、例えば誕生日、なくなった日、○回忌といった節目には、
生きていたら○才、生きていたら〜だったかも、
親として子を守りきれなかった底知れない悲しみや無力感と共に生きていかれることでしょう。
この方の未来の長い年月の可能性は、結果的には奪われたものと言える事実からは、
けして目をそらしてはならないし、
私は、その痛みの上で医療者を続けるなら続けるという思いです。
結局はあらゆる意味でなされるべきことがなされずに死亡に至ったことならば、
「心ある」少しでも携わった医療者には、一生の傷になるでしょう。
仮にストレートに流せる医療者によってでしか成り立たない様な現場には、私は居られない。
この医師にあらゆる意味で力不足があったことは、私は否めないと思っています。
どんな理由があっても、そこはこの医師も忘れてはならないことだと思います。
上級医に相談したのか、様々な理由で出来ない環境だったのか、上級医も状態を軽視していたのか、
こういったことが報道される度やはり思うのは、
看護師は何してたのか、看護師が声を上げたところでどうにもならない環境やシステム、チーム力だったのか、
そもそも看護師なんて関わっていなかったのか。
昨今「心理的安全性」ということを多々目にし、
医療現場でもしっかり向き合い、保証されるべきことと痛感しています。
普段バカバカしいと思う環境が、こういった最悪の事態となる一因となる可能性があることを、
考え過ぎと一蹴せずに危機管理すること、浮かびました。
他、環境,システムの問題は当然見直すべきと、
アタマのある方々なら多くの人々が思うことでしょう。
少ない情報,本当に真実が公表されているのか(?)と言う視点でのこの時点では、
私にはこの○○さん✨の思い (文章から私が感じる重さ) にはあまり共感出来ません。
これだけはやっておく、これだけは回避する、
1つ1つ瞬間瞬間でそれが出来ることがプロだと、私は思い続けます。
その限界は確かにありますが、せめて最低ラインは越えていかなければなりません。