続きです。
中２で反抗期が本格的になり
心が離れて変わってしまった彼を
それでも諦められない私は
束縛して管理しようと躍起になりました。
あんなに私を好きでいてくれたのだから
嫌われるはずがないと
どこかでタカを括っていたのです。
中学生の時は
夜に連絡が取れないと
電話をじゃんじゃんかけまくり
出てくれないと責めました。
塾や、学校の帰りが遅くなると
誰と、どこで、何をしているか
気になって、知りたくて仕方がなくて
問い詰めて怒り狂いました。
そして成績が悪いと
やれば出来るはずだと
叱責して追い詰めて苦しめました。
高校生になると
彼はますます私を遠ざけ
ほとんど口を開かなくなり
友人達と遅くまで遊び歩き
どんどん帰りは遅くなり
それを責めると
酷い言葉で傷付けられました。
話しかけられるのは
遊ぶお金が足りなくなった時だけで
でも、それを渡すと
またどこかに消えてしまうので
断ると酷く怒って暴れました。
彼の気持ちを取り戻したくて
彼のためだと思っていた
私の行動の全ては
彼の気持ちを考えず
私の理想を押し付けていただけでした。
それは
ますます嫌われるような事ばかりで
私達の間に信頼関係はなくなり
どんどん溝が深まり
修復は難しいと諦めた時
反抗期だと思っていたけれど
今の姿こそが
彼の本質で、本当の姿なのかもしれない
と感じていました。
つづく
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