人に約束されているもの | ぴおのブログ

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50代シングル なんとか暮らしを立てています。目まぐるしく変わる時代の中で、ぽつりぽつりと思うことを書いています。

親も

年齢を重ねていきます



今日は少し

認知症の母のこと



* * *



ワタシくらいの年齢になると

リアルに

現実がヒシヒシ



「親も歳をとる」



そんなあたりまえのことは

若い頃は

まだまだ先のことで




ずっと

同じ親子関係が続くような…

良いこと

悪いこと

いずれにせよ



いつまでも続くように

感じていました




母が認知機能に問題アリ




の 状態になってから

かれこれ

10年くらいになります



最初は人物認識ができなくなり

親戚の人と楽しく会話したあとに



こっそり ☆…☆…



「誰だっけ?」と

聞いてきていました



あれっ

だいぶ忘れ方が普通じゃないな



そう感じるようになってからは

コト コトと

階段を降りるように



大量の同じ食品を

冷蔵庫に溜め込むようになり



注意すると凄まじく反発雷



その頃はまだ

なんとか食事を一品くらいは

作っていましたが




そのうち

しなくなってしまいました



普通の主婦で

買い物好き



ちょっと大きなスーパーや

デパ地下は

引き寄せられるように

行きたがっていた母でしたが



いつしか

あんなに好きだった

デパ地下のお買い物にも

もう

興味をなくしてしまいました



* * *



それでも誰か訪ねていくと

食事を振る舞うのは自分の役割 と

思っているようで



出前をとろう

好きな物頼んで良いからねと

お店のお品書きなど

見せてくれていました




症状は

ゆっくり

でもはっきり 進みます…



ここ1、2年は

取り繕いと辻褄合わせを

一所懸命しています



不安な気持ち

明確に言えないけれど

何かヘン

何かおかしい

自分は大丈夫なんだろうか?



母は

たぶん そんな感覚じゃないかと思います



認知機能が落ちたこと

いちばん

気づくのは当人で

だからこそ

人の様子にはとても敏感で

過剰なくらい反応します




バカにされてないか

おかしいと思われてないか



そんな戸惑いがわかるので




彼女の言動は否定しないことにしています

とりあえず全部OK



わかった

そうだね

ありがとう

助かる



火を不注意に触ろうとするのでそこはNGバツブルー



ワタシはたまにしか

訪ねませんが



とりあえずは

今は

夫婦でなんとか

ゆっくり

やっているよう


* * *



今に至るまでは

かなり 暴走もした時期もあり

刃物を隠さなければならないときも

ありました



もし

あの状態が続いていたら



…と思うと なかなかシビアなので



今は

ありがたいです😌



人に約束されていることは

たったひとつ



朽ちていくことだけで



それはとても

自然なことなのですが



なかなか

穏やかに

オールオッケーとは

いかないことが

多いですね



時々ここで

そんな母の様子を

書いてみたいなぁと思っています



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