2015年春、GW道南ガサツアー | 68060の部屋II

2015年春、GW道南ガサツアー

ウナズ釣り以来の、釣りモードな江古田ちゃんです。




■5/5(火)

さて、今春も、多忙を縫ってのご招待にあずかり、道南の友人宅にお邪魔してきた。
GWと言えども、よほどのトラブルがない限り道内の道路は大渋滞することはない。
(ex.支笏湖の山火事により定山渓付近が渋滞するetc.)

この日は道南だけ何故か最高気温が低く(14℃)、やや肌寒い感がある。

通算5回目の訪問になるわけだが、いつも友人の車で連れ回してもらっているため、これまでポイント地点の情報について記録していなかった。
スマホも新しくしたことだし、道内随一のガサバカーを目指すべく、今回からは忘れずに記録を取ることにした。






まずは新規ポイント開拓。
某河川上流の支流である。
ひんやり冷たい水に、泥、砂、岩、瀬、ボサなどバラエティーに富んだ地形で、見た目以上に素晴らしいポイントだ。

時折2名連係プレーも含めてガサっていく。





ヤマメの稚魚が非常に目立つ。

ウグイやウキゴリは見られなかった。





そしてドブガイも豊富。
道南で生きた個体が採れたのは初めてかもしれない。
2個ほど持ち帰って試食させたかったなぁと後で思った。
でも、ま、成長の遅い希少生物なのでね・・・。




マルガムシ?


活きの良いヘビトンボ幼虫。
威嚇の後ずさりがカッコ可愛かった。



スナヤツメ成体。
なかなか立派な全長だ。








一旦昼休憩として新しい蕎麦屋さんへ。
いや~実に旨かった。身体が天ぷらぶっかけそばを欲していたようだ。







後半戦は、積雪量や最近の降雨不足により各所で渇水が見られ、厳しい状況。

辛うじて開拓したこのポイントでは、ウグイやウキゴリ、ノーマルドジョウなどが見られる。
中型モクズガニが3匹も採れた。








定評あるポイントに移動すると、やはり渇水。
カジカやデカイウグイなども見られず、めぼしいのはこのウグイの卵塊だけ。
目玉がうっすら出来掛かっている個体もあったようだ。




本流との合流点まで初めて降りて来てみた。
一見ガサには不向きな光景と思われたが、複雑に流れを変えるワンド気味なところでエビやカジカが豊漁。
通常水量だと足を踏み入れるのも難しい場所と思われる。
これが日々変化する川の面白いところ。


元々短い小河川ばかりの道南だが、今回の渇水のせいで強すぎない水量と若干の渓流環境に、本州、特に千葉の河川を彷彿とさせられた。
危なげない親しみやすさというのも、それはそれでやっぱり良いものだ。






早めの温泉に浸かった後、友人宅で山菜パーティーを開催。
殆ど初めて食べるタラの芽やウドをはじめとする豊富な山菜尽くし!
舌鼓打ちまくりで殆ど撮影をし忘れてしまった。

そして、今回採れた4匹のモクズガニを使って、かなり久々のズガニ汁を作成。
ずっとこの友人に、食べてみてもらいたかった料理。
3匹がより旨いとされるメスで、潰しながらウニと見まがうばかりの鮮やかなカニみそが見られ、味が期待される。
実際、機材不足を補うとても良い味に仕上がった。
友人も気に入ってくれたようで、嬉しゅう御座った。




■5/6(水)

まずは、ヒグマのウンチをいじくったりしながら、友人のSUV車で山奥にあるという幻の小沼を目指した。
しかし、まさかの溶け残りの雪に阻まれ、道半ばで引き返すことを余儀なくされてしまった。






友人の思い付きで、前回急流で殆どガサれなかったポイントにリベンジすることにしてみる。




実は三面に近い護岸であることがわかるのだが、カジカが豊漁で、トミヨやウキゴリ、太いマドジョウなども見られる。






そして・・・










今回の最大の収穫!?
謎のサケ科の稚魚。

カラフトマスの若魚か、なにかとなにかのハイブリッド若魚だろうか。
全体的に金色がかり、全長が長く、背中側に虫食い模様がある。
ご存じの方はコメント欄で是非教えてください。







その後、ポイント探し中に、友人お勧めのスジモンヒトリの幼虫と遭遇。

芸術的なカメノコたわしスタイルが圧巻。
いじめるとカブトムシの幼虫モードも発揮。






最後に選んだ本流では、予想以上に水深が深く、殆どガサれなかったが、道内では珍しいヨシノボリをカップルでゲット。
うーん、懐かしや。






帰りは、せっかくの道南ということで、サーフだらけの一つを選んでルアーを投げてみる。
1時間投げたが、強風による高波のせいか、アタリすらなし!
おろしたてのルアーの表皮が完全にボロボロになってるし。;
自分にとってルアーフィッシングは、魚影を確認できた時のための飛び道具という位置づけは変わらなさそうだ。



今回は、行きも帰りも、徐々に広げてきたフィールドワークにより、「ここの先がここかぁ」、という感じで今までで一番近く感じられた。
ニジマスの目撃情報があったが、実際は少なくとも異常発生などは確認できなかったので、一安心である。