癌検診(1) | tantantaroの言い放しブログ

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日々、感じたこと、興味をもったことを、批判覚悟で、思いのままに書いています。最近は猫blogとなっています。それでも時々猫以外も書きます。

毎年国保健診と一緒に癌検診の案内が届きます。以前は案内に従い胃カメラなどの検針を受けていましたが、

今は止めています。

 

私はいわゆる癌家系と呼ばれるグル-プにいます。両親、母方の祖母、伯母は癌で死亡しました(父親も癌でしたが、死因は癌とは言いがたいものがあります)。特に母親は56才で胃癌となり全摘するも肝臓に転移し発見から7ヶ月で死亡しました。12月暮れに食道あたりに異常を訴えて検査したところ胃癌と判明。母の友人が年明け直ぐに日赤で手術の段取りを付けてくれましたが、元来医者嫌いな母は外科手術でなく「蓮見ワクチン」による治療を選択。しかし進行止まらず結局3月にガン研で胃の摘出し、既に肝臓に転移していたため腹部にバイプを取り付け直接患部に抗がん剤を注入する措置を受けましたが、結局7月の終わりに死亡しました。日本航空123便が御巣鷹山に墜落した日は初七日の日でした。

 

もし1月初めに手術していれば助かったかもしれないと思い、以来早期発見が大切と思い検診を積極的に受けてきたのですが、ある

時医師の友人が「そんなもの無駄」と言った言葉がずっと引っかかっていました。

 

そして、この記事同様のことを知り、早期発見早期治療などは幻想であることを知りました。





今の医学では進行癌に対する有効な手段は確立されておらず、進行癌となり自覚症状(母のように食道、胃あたりに違和感)が有った場合はほぼ手遅れだと言うことです。だから胃カメラなどで癌を発見したとしても、それが小さなものであっても手遅れということになります。

以前友人が言った「そんなもの無駄」という意味はこれだったのです。


癌保険のCMで、早期発見だったので手術して助かりましたと話しているのは、そもそもその癌は進行癌でなかったというだけのことです。そして進行癌でない癌は、殆どが放置しても問題ないという事実があることを知りました。