連休のおでかけレポートの続きです。前回の馬車道まつりと関内フード&ハイカラフェスタの記事はこちら。
3連休のラストデイ、11月4日、天気予報は曇りでしたが、秋晴れのいいお天気になったので、山下公園へ行ってきました。
公園内でイベントもないのに人が山盛りいました。
私はりんご一個とレジャーシート一枚だけもっていくお手軽ピクニック。
無印良品でお取り寄せした葉とらずりんごの王林シャクシャクですごい美味しい!
山下公園からは大桟橋に停泊していたASUKAⅡがすごい大きかったのですが、つい先日オープンしたハンマーヘッドの方ではダイアモンドプリンセスが寄港していてかなりの人出があったみたい。
しかし世も末がむかったのはハンマーヘッドじゃなくて横浜ユーラシア文化館。
日大大通りの目立つ場所にあるのに来たのは初めて。
ここで行われているサウジアラビア オアシスに生きる女性たちの50年を見にきました(公式サイト)。
以前、異文化交流しながら友情を育む女子たちの漫画サトコとナダを読んで面白いなーって思っていたのです。
するとこの連休中、ロビーでサウジアラビアのテント体験が開催されていました。
手前の男性が持っているのはデーツ。日本だとなつめやしなのですが、黒糖みたいなあまーい味でおいしいドライフルーツです。
これすすめられるままに5個も食べちゃいました。
いやー、一緒にいただいたサウジアラビアコーヒーが、豆プラスクローブや生姜などの体にいいスパイスが入ってて、個性的な味で、デーツとあうんですよ。
イスラム教徒がほとんどのサウジでは、お酒を飲む習慣がなく、食事の時や歓談のお供にはこのコーヒーを飲むんだそう。
紅茶は飲まないのかな?と思ったら、コーヒーのんだら二杯目は紅茶を飲んだりするんですって。
テントの中はこんな感じ。
靴を履いたまま入ります。
王様っぽさを醸し出すハルビさんと。
隣ではアラビア文字で自分の名前を書いてくれるサービスも。
これ、右から左に読みます。複雑に見えるのですが、子音と母音からなっていて、ローマ字をそのまま変換できるそうです。
テントを後にして、企画展へ。
展示自体はすべて撮影不可能なのですが、入り口に撮影コーナーがあったので一枚。
マネキンさんが入り口の方へむかってどうぞどうぞというポーズをとっているのがおもしろい
アラブの女性というと、髪や顔をかくす風習が知られていますが、この展示では、そういった仮面や布で顔を隠しているからこその匿名性で女性が安心感をえて、「見られる」ことより女性から「見ている」という意識で過ごせるという利点があることが語られていました。
ただ、どうも私たち、映画やアニメの影響でこういった覆面をみちゃうと
ちょっとハードコアに感じちゃったりしますね
ちょうどそんなアラブの女性の民族服を試すコーナーがありました。
こちらは特別な場合に着る衣装みたい。
どうやら1980年くらいまでは外着でもカラフルなものを普段も着ていたらしいのですが、それ以降は女性は主に黒を外出ではきているようです。
対して男性は白。それに紅白の模様のスカーフを使った頭のカンドゥーラ?というものをつけています。
私は一般的なアラブ女性の服装の外着(アバーヤ)を借りて着てみました。
建物の、ちょっとサウジっぽいデコレーションの扉の前で。
私この黒い衣装は、ワンピースみたいな感じかと思っていたのですが、実は中にTシャツ、ジャージなどをきたりするらしく、どちらかというとアウターみたいな扱いみたい。
日差しも強い国なのでこれだけ覆っていた方が涼しく感じるのらしいです。
さらに顔のほとんどが隠れるバージョンも試させていただきました。
実はこの下に針金入りの白いマスク(風邪の時にするやつ)をした上で着ています。
サウジの人ってみんな鼻高いので布がちゃんと止まるみたいなのですが、日本人はそうではないので(涙)、鼻のところを止めるためにしないとなのらしいです。
おかげでぴったりw。
私がおどろいたのはこちら、運動用のアバーヤ。
トレーニング用とはいえ、形や長さはまったく一緒でした。
ただ、伝統的な衣装もニーズに合わせて変化してるんだなーと。
しかも、ナイキのジャージ風まで…(本物かどうかは定かではない)。
この衣装体験は会期中の週末はやっているので、ぜひ。
↓公式サイトから引用
Week-end ワークショップ
・サウジアラビアの衣装を着てみよう!
・ブルグア(マスク)のぬり絵
日 時 会期中の土、日、祝日 9:30~16:30(受付は16:00まで)
会 場 横浜ユーラシア文化館 1階図書コーナー
そのあとは中庭でやっていたサウジアラビアの香り体験へ。
実は世も末はアロマオイルが好きなのですが、フランキンセンス(真ん中)やミイラを作る時に用いられていたというミルラ(奥)、そしてよくお寺とかでかぐ伽羅(きゃら)のオイルになる前の現物を初めて見ました。
フランキンセンスは樹木の樹脂からできているそうで、こういう塊では日本では売っているところをみたことないです。
しかも、これ食べられる!ひとかけらいただいたのですが、味はあまりなく、ぐにゃぐにゃしたチューイングガムみたい。
他の人はティッシュにだしてましたが、世も末は飲み込んで摂取。
だって、フランキンセンスって100ml以下でも1万円とかする高級アロマなんですよー!
と、おもったらサウジではこのフランキンセンスより手前の伽羅の木の方がめちゃくちゃ高価なんだそうです。
向こうではロレックスなどのブランド店の並びにこういった香りの店がならんだり、高級品なんだそう。
これがお香をたく台。円形の炭に火をつけてその上に香りの元をのせます。
この台を手でもって直接かいだりします。
サウジのお家では煙で見えなくなるくらい香りを漂わせるのがおもてなしなんだそうです。
こういったかわいらしい香炉もあるんですね。
お香のことや、いろんなサウジの文化について教えてくれたアミールさん。日本人ですがお母さんがサウジ出身なんだそう。
ちなみにサウジで喜ばれる日本のお土産は、ヨックモックのシガール。これ一強なんだそう。
あと蜂蜜も喜ばれるそうです。
逆に喜ばれないのはおでん。どうやら出汁の風味が気持ち悪く感じるのらしいです。そしたら伝統的な日本食はきびしいねぇ。
サウジアラビアでは年に2回とんでもない大雨が降るらしく、そのあとで砂漠から植物が生えてきたのを見たというレアな体験をお持ち。しかもその植物を食べたらしょっぱくて、砂漠の砂を掘り返したら貝殻がでてきたそう。
砂漠も昔は海だったことがあったんですねー。
面白い話たくさん聞けました!
イベント充実した三連休でした。
次回、今度こそゆる合宿の続きの記事、のはず…。アデュー