ゆる合宿二日目朝、福岡の地酒の一升瓶を授けてくれた旅人氏が館山に向かうのを見送り、私達が向かったのは何を隠そうケーキやさん。
今日到着する予定の我が妹みかさんの誕生日が来週にあるため、今日サプライズバースデーをしようという試みなのです。
そこで宿のご主人にいいケーキ屋はないかお聞きしたところ
「すべらないケーキ屋があるんですよ(ニヤリ)」
と、ただならぬ雰囲気ですすめてくれた秘境のケーキ屋さん。
なんでも農業系の宗教団体がやっていて、宿から山に向かって車で20分くらいのところにあるんだそう。
えーイロモノすぎませんかと思ったらどうやら、お味は確かだそうで、パティシエは全国的なコンクールで賞をとったりしている本格派だそう。
Google マップでは口コミが45件もついています。そんな秘境にあってこのレビュー数、名店のにおいがする。
むむむ、これは一度潜入してみなくては。
んで山の中を車で飛ばして、やってきました出先機関、いやクインズケーキ。
山道に突如現れるメルヒェンな佇まい。
入店する前からツッコミどころ満載のオブジェがたくさん。上の写真は駐車場にあるドーム(?)。
近づくと
♪ショートケーキはおいしいな〜♪
という少年少女合唱団が歌うきらきら星の旋律にそっくりなクインズケーキオリジナルソングが流れてきます。センサーかな?ハイテクだ。
左上からパンダがスナイパーのように私たちを狙っています(お名前クインクインパンダ)。
ケーキ屋店舗の二階は壺ギャラリー。
宗教団体で壺ギャラリーってかなりハードなセルフパロディじゃないですか。
その遊び心に感服
そして入店。きれいなケーキが並びます。
それぞれ結構なボリュームなのにお値段は300円〜400円代。
バースデーケーキを頼むと30分ほどまてば車で5分ほどの距離にある工場で作って持ってきてくれるとのこと。
店内で飲み物と一緒にケーキをいただきながら店内を閲覧して待つことにします。
つっこみどころしかない店内ディスプレイ。
ダンディズムと完全一致。
店内のキャララクターにはすべて、一つ残らず、名前がつけられています。
真ん中の黒耳ネズミのお名前は「より目ッキー」。
トントントン、おっと浦安方面から誰かが来たようだ。
宇宙をイメージしたデコレーションのオペラにチョコの香りがするお紅茶をいただきます。
チョコクリームが美味しい!
なかなか喰わせるケーキです。
みなさんもネッシーに店内をみてください。
ネッシーに…
熱心にのダジャレか!
なかなかするどくぶっこんできますね。
ケーキをいただきながら、超絶笑顔の女将にここのいろんなお話を聞きました。
こちらの恐竜王国。
上恐竜どころか怪獣ですけど。
それを指摘すると
「そうなんですよ!女性の方でここの恐竜見ながらコーヒーのむと落ち着くって方がいらっしゃって、それをきいたオーナーがどんどん増設しちゃってw」
さらに店内にかかっているオリジナルソングについては
「ここでかかっていた曲を車で思い出したら元気がでた、っていうお客様がいらっしゃって、それでCDにして欲しい方には販売しているんですよw」
1褒められると10反応しちゃうような悪ノリ。
でも超楽しそうwww
そんなこんなで楽しんでいると、
「パシャパシャパシャ」
突如パパラッチのごとくごついカメラを腰で構えて現れたサプライズスペシャルゲスト、「永遠の10代タカスィ」が登場!
登場直後パパラッチされた一枚。
前日のダンディズムのSUP写真の投稿を見て、来たいと言っていたタカスィ、貸切なのでドタ参どうぞーと言っていたのですが、あいにくの雨風で、当日朝には行けないですって言ってたのですがやっぱり私たちに会いたいと思ってくれたようで、突如駆けつけてくれたのです。
しかもゲストハウスじゃなくて、はるばるこのケーキ屋まで(笑)。
そんなこんなしていたらあっという間にケーキができあがり。
ピンクのかわゆいショートケーキ。
ケーキにはダジャレ要素がなくてよかった。
一度宿に戻り準備して海へ。
風は強かったのですがまだ雨が降っていなかったので、いけるでしょう、と見切り発車。
左がスペゲスさんの(笑ってコラえて風呼び方)タカスィ。
入水すると二人はあっという間に沖に向かい、湾の端にある洞窟を目指すと言います。
それについていこうとしたら…
写真中央のアリンコみたいなのが私。
こげどもこげども全然進まない。
漕いで進む距離=沖に流される距離
になっていて、進む気配がない。
さらにはあはあはあと疲れてちょっとでも漕ぐ手を休めるとすぐに後退します。
気がつくと守谷海岸のシンボルの鳥居を超えてかなりの距離流されています。
あれ?このままだともしや遭難!?
風がやんだ時をねらって一生懸命漕ぐも、すぐにまた強風に煽られ、なかなか風がやむことがありません。
たーしけてー (助けて)
先をいくタカスィとダンディズムに助けを求めると
天才タカスィがアイディアをさずけてくれました。
オールをタカスィに預け、私はボードに腹ばいになり、ダンディズムのリューシュコードを掴んで牽引してもらうというもの。
これなら風の抵抗も受けないし、なんとかなるかも。
ってこの姿なにかを彷彿とさせる…。
しげ選手の横浜トライアスロンDNFの場面だ!
スイム時間切れで水上スキーで牽引されて退場したあの姿そっくり…。
みかさんに言わせると、ほかのメンバー到着前に助けられてるからDNF(Did Not Finish)どころか
DNS (Did Not Start)だそうです…。
引っ張ってもらっているとはいえ、ダンディズムも強風で苦労しています。
私といえば、腹ばいになっているので海水が目に入ります。
「がんばってー、あと少し、鳥居が見えて来たよー、海水が目に入るー」
と、ダンディズムに言わせれば非常時なのに応援とも弱音ともつかないゆるい感じの声がきこえてきていたそうです。
ダンディズム「俺、今生きているって感じする」
そうだね、生を感じるのはいいことだね。
それだけ緊急時ってことだね(かぽーん)。
なんとか岸の近くまで戻ってきてほっとしている一枚。
そんなアクシデントのあとにタカスィは
「これがいつもの駒田さん名物のトラブルなんですね!一緒に体験できるなんて!もう一瞬、通報が頭をよぎりましたよ!」
と謎に興奮した感想を言っていました。
この状況でテンション上がるって、どれだけハートが強いのか…。
さすがトライアスリート(白目)。
戻ってきて安全な内海でタカスィのスピードボードを借りてさらにSUPを楽しむワタクシ。
ご迷惑をおかけしましたー。
無事生還してもう一漕ぎ楽しんでいると、浜辺に彩パイセン登場。
どうやら私たちがあわや遭難からの生還劇を繰り広げていた一方でパイセンはまた別のアクシデントに見舞われていた様子。
足立のハイエース(ほんとはノアなんだけど、こっちのがキャッチーなのでそう呼んでいる)がへこんでる!!
10年運転してて初めてなんだって。
ゆる合宿、初っ端から、遭難&自損事故ってどんだけトラブルホイホイなの。
役者がそろったところで、毎回かならず訪れている、こまだオススメのこだまへ。
ひらがなで書くとどっちがどっちやら。
私の顔はあえての食いしん坊顔です、あえての。
(参考 しげ選手が書いた私の似顔絵。題名「ピザうまいでぶ🍕」)
そうか?
勝浦タンタン麺の特徴は、ラー油と玉ねぎ。
これが辛ウマなんすよ。
こだまのは、辛さ控えめなので万人ウケするお味かと。
午後も、厚い雲で肌寒く小雨が降る中、はじめてのSUPにやる気みなぎるみかさんと、初レースへ向けてすこしでもトレーニングしておきたいタカスィら、私以外のメンバーは海へ。
さすが元水球部、腰の入ったフォームでツイーっとすすむタカスィ。
午後も、厚い雲で肌寒く小雨が降る中、はじめてのSUPにやる気みなぎるみかさんと、初レースへ向けてすこしでもトレーニングしておきたいタカスィら、私以外のメンバーは海へ。
ダンディズムのスイムと並走して楽しむみかさん。
さすが元水球部、腰の入ったフォームでツイーっとすすむタカスィ。
レースがんばって〜。
それが何かは次回へひっぱりますよ〜。