甦る明日 | 妄想とリアルと

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腐女子で色々リハビリ中の漫画家がまったりとぽつぽつと自由に綴ってます。

https://youtu.be/UZz-JR81D4k

ママがピアノの先生にリクエストした曲です。
大好きだった岸洋子さんの曲。
ピアノの先生は演奏活動の他にコーラス会も開いているので、ママもよく歌いに行ってたの。
酸素ボンベのお世話になった時も一度だけ歌いに行ったんだけど、やっぱり他のかたに気を遣わせてしまう、自分もカニューラ(管)を付けている姿を人に見られるのは嫌、と言っていたので。

酸素吸入器のお世話になるようになってからママが出掛けるのは主に病院でした。
マスクをしてカニューラを隠し、私の同級生がいるスーパーにはパパと何度か。
あとリーナのトリミングの時くらい。

動けなくなって寝たきりになったママの足をマッサージするのは主に私の役目。
パパにやってもらうとちょっと痛い、〇〇ちゃん(私の本名)がいいって言ってた。
私はマッサージ上手なので。
でもパパは毎日ずっとママの足をマッサージしてくれました。
ありがとね、パパ。

最期の瞬間、ずっと閉じていたまぶたが少しだけ開いたの。
頑張って目を開けようとしてくれたんだよね。
私の顔、ちゃんと見てくれた?ママ。

「甦る明日」の歌詞が今の状況に酷似しているのでYouTubeで改めて聴いてまた泣いた。

そして私の大切なお友達から思いがけずママに枯れないお花、プリザーブドフラワーが届いてまた泣き崩れた。
嬉しい不意打ちだよ、お姉ちゃん!!
もう!ありがとう!!大好き!!

ママは青い空に行ったんだと信じてぼちぼち頑張るから見守ってね。