『九十歳。何がめでたい』 | 還暦女の一人言

還暦女の一人言

還暦を迎え日々の思いや旅日記など一人言を書き連ねています

映画、観てきました。

12時からだったので、モーニング終えて、買い物して

帰ってから家事してからの慌ただしさ。

早めに出たら外はザーザー降り☔

もちろん諦めず強行です。

なんとなく佐藤愛子先生劇場ひとすじなのかと思いきや

それだけではありませんでしたね


周りの人の人間模様もかなりの分量描かれてました。


中年編集者役が唐沢寿明さん


いつものカッコいいダンディーな役ではなくて


パワハラもどきの人で生きづらい世の中で孤立していて


気づけば家族からも見放された人生。

彼の人生と共に佐藤愛子先生の近年が描かれてる感じでした。


原作未読のため、どれだけ本に忠実なのかわかりませんが  

80代にペンを置いて

そこからは人生のんびりと過ごす予定が、ありきたりの刺激のない毎日に気持ちが落ち込んでいく。


朝、起きて新聞読んで大音量でテレビ見て1日が終わり。


外出する気もだんだんしなくなるし、

話を聞いてくれる友達はなんのことわりもなく、みんな目の前からいなくなる、と。



これ、お年寄りあるあるだけど、どんどん周りから友達いなくなるのはツライですよね


長生きすることの悲哀?

何もしなくてもいい、のんびりすることが意外とツラい?


これは私ら世代にも通じるものはあるよな、と見てて思いました。

適度な忙しさを欲してる人の方が世の中かなり多い

毎日、毎日、日曜はやはりさすがに退屈ですよね。

でも、一人ではやりたいこと探せなかったり、楽しめなかったり、ね。


エンドロールも楽しみに行ったのに


横広がりで、右よりで

しかも字が読みづらい手書きポップ調?丸文字?

必死にわが娘の名前追うも

わからなかった

見逃したのか、そもそも載っていなかったのか?


娘にラインしてみると

会社名しか今回は載ってないよ、と

「早う言ってよ」

エンドロールだけのためにまた1100円は払えんわ

見たってことにしとこう(笑)


響いたのは…

歳を重ねても年寄りが何か思っても言ってもムダとは思わず、世の中の出来事に興味をもつことが大切、ってこと

確かに誰しも卑屈になっていくのかも。

どうせ、どうせ、が口癖になるのかも。

誰かのためではなくて自分のために社会にも興味をもつことをやめたらダメってことですね

観てる方の年齢層は平均すれば60代後半〜70代
ほぼ女性。

若い人はタイトルからしてあまり興味ないのかな?


「草笛光子さん生誕90周年記念」、と最初に字幕?出ました

そっちからの〜映画化だったのかな?

よくわからないけど、草笛光子さん、お見事でした


相変わらずシャンとされていました。


昔はお上品な役柄が多かったけど、近年は元気なハッキリとものを言われるおばあさま役が多いですかね。


佐藤愛子先生は昨年100歳を迎えられたとのこと。

人生100年を既に全うされてるってことですね。

さすがです。


唐沢寿明さん役が、「人生100年なら、あと50年もあるけど、ちゃんとしたおじいさんになれますかね?」と尋ねると


「ちゃんとしたおじいさんになんめならなくていいのよ。面白いおじいさんになりなさい」


と言われます


うんうん、確かに。


凛とした品のあるおじいさんもいいけど


ひょうきんな可愛いおじいさんの方が周りからは可愛がってもらえるかも。


100年なんて途方もなく長いけど


笑っていられる周りを笑顔に出来るおばあちゃんは理想ですね。


少しでも近づけるよう努力せねば、ですね。