何気なく見ていたネットで以前とてもお世話になっていたキャンプ場が去年の熊本水害で大きな被害を受けられていたことを今頃になって知りました。
去年の熊本水害は人吉地方、みらい地方の一部も壊滅的な被害を受け、全国的に報道され誰もが知っている災害でした。
ここだけではなく県内のあちこちでも大きな被害を受けているのはテレビ等で知っていました。
湯平温泉や杖立温泉の旅館の大部分も営業できないほどの被害を受けたところばかりでした。
そこまでは知っていたのですが、以前、行き付けだったキャンプ場が想像もできないほどの被害を受けていたとは夢にも思っていませんでした。
最近はご無沙汰していましたが、最後に行ったのは去年の2月でした。
元々は小国で農家をされているオーナーの畑に温泉が出た!ということからおよそ20年前にキャンプ場を始められました。
山の中にひっそりとおよそ50ほどのサイトと3棟のバンガローのキャンプ場。
派手さはありませんが、温泉とオーナー夫妻の人柄がまた行きたいと思わせる素敵なキャンプ場でした。
場内に温泉があって何度も入り放題って有難いものです。
近くに温泉があっても、設営で汗をかいてビールをグビッと飲んだお父さんはもうハンドルは握れません。
子供達も夢中で遊んだら汗びっしょり。
そんな時も温泉にザブンと浸かればさっぱりです。
寒い冬の夜、寝る前に温泉で温まればぬくぬくで眠りにつけます。
そんな温泉棟やバンガローもめちゃくちゃにと言うかすべて倒れてしまったそうです(涙)
大雨の時、キャンプ場の近くに住むオーナーは避難所に避難されていたそうですが、後日キャンプ場を見に行くと信じられないほどの変わり様でもう再開は無理だろうと思われたそうでした。
ちょうど息子さん夫婦に代替わりを予定されていた時期で、長男さん夫婦、次男、長女さんらが力をあわせて再起を計画され今年8月にプレオープンにこぎ着けたそうです。
でも場内はまだまだ工事が続いているそうです。
そんなことになっていたなんて毎年年賀状のやり取りもしていましたが、全く知りませんでした。
オーナー夫妻とは同年代ということで子育ての相談など客というよりお友達のように親しくしていただいていました。
そんな10年ほどの後、息子の成長に伴いなかなかキャンプに行けない時期もあり、久しぶりの去年の2月に行ったのが最後でした。
今度落ち着いたらキャンプに行こう。
お見舞いよりも何よりも、キャンプにいくことが応援になると思っています。
以前は長男が、長女がといろんな悩みを聞かせてもらったりしていましたが、今では力強い支えに成長されていたことが心強く、またあのキャンプ場を利用させてもらえると思うとうれしく思います。