-日本語と英語の同時通訳になりたい
-はぁ?あんたごときが何言ってんの?
今さら無理無理!無理に決まってるじゃん
そんな脳内会話が
事あるごとに繰り返され、
自ら自己肯定感低下を
あおり続けていた頃
ある日突然
夢が叶うことになりました
ごくごく普通の人だけど
他の誰でもない
唯一無二の存在
「わたし」の物語
前回のお話しは【大学編】②
顔も変形してしまう過食嘔吐の恐怖
テニスの試合の同時通訳
ある日のこと
英文学を担当されていたS教授に
「教官室に来るように」と言われ
教授の部屋へ
教授のお話しでは、
とあるテニスの国際試合で
依頼していた通訳の人が
来られなくなった
ついては、代わりに
あなたがやってみないか
ということでした
「私ごときに務まるのか?」と
不安はよぎったものの
一方で「これはチャンスかも!」と
期待が膨らんだのも確かで。
その場で引き受けることにしました
小学生の頃から
憧れていた同時通訳
外国人選手たちとの交流
夢が叶った高揚感
わくわくドキドキの1日
その日は感動にあふれ
「夢って持ち続けていれば
ある日突然叶うんだ!」
という思いを強くしました
…と行けばよかったんだけど
現実はそうならなかった
実際はですね、
テニスのルールとか用語とかその他諸々
下調べもろくにしないで現場に行き、
何をお手伝いすればいいのかという
詳しい仕事内容の確認もしない
ただその場その場で
指示されたことをやっていたの
(自分のことながら最悪!)
そして迎えた勝利者インタビュー
本来はそこで優勝者の言葉を
訳さなければならなかったのだけれど
日本語訳を入れるタイミングを
迷っているうちに閉会
その時点で
頭が真っ白になってしまって
閉会後に
「優勝した人は何と言っていたのですか?」
と尋ねられても
まったく答えられなかったという
苦々しい思い出になってしまいました
せっかく運が運ばれてきても
その運を無駄にしてしまったという後悔
加えて、自分の「夢」への本気度も
言うほど強くなかったと悟りました
そしてまた迷える人生が
続いていくことになったのです
-ほんとに私は何をしたいの?
次回は
➡第20回【大学院時代】①
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