感動日記 四二六七 寺を道場に 令和六年七月十一日 | 雨にも負けず菩薩道

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菩薩の心で人生を生きる。

 七年前の十一月二十日(月)のブログです。

【昨日は、もう25年以上、親鸞聖人の月命日の28日にお参りをさせていただいている坂東市の妙安寺さんで報恩講の催しがあり出席させて戴きました。

50人程の御門徒さんと僧侶が12名での読経は浄土に届くかの様な荘厳な響きでした。

御住職が法話の中で寺を道場になさりたい、とのお話がありました。

昔、友人と寺などを回るグループがあり、そのグループの名前を「道求生」と付けた事がありました。

わたしは道の先に何を求めるのかと言うと浄土を求めるのではないかと思います。

勿論、その浄土は生きている内の浄土でなければならないはずです。

念仏は今が浄土の心なり。

寺の御本堂は浄土を物語っているはずです。

本堂の前には春には見事な、しだれ桜が皆を喜ばせてくれます。

又、正門の入口にも桜並木があり昔からの古刹の雰囲気を漂わせてくれます。

妙安寺さんは今から1423年程前の推古天皇の時代に聖徳太子の霊場として創立されました。

最初は三論宗最頂院葛城寺と言ったそうです。

古刹の為、多くの寺宝があります。

入口には聖徳太子の六角堂があり太子像が祀られ県の重要文化財に指定されています。

南北朝時代の作だそうです。

更に聖徳太子御絵伝は国宝になっています。そして御本堂の御本尊である阿弥陀如来は、有名な快慶の作なのです。天台宗であった頃の御本尊である十一面観世音菩薩像は最澄作との事です。

御住職が来春までには修理を終えたいと話しておられました。

今、京都の東本願寺の御影堂に親鸞聖人の、御真影が安置されていますが、元々は妙安寺さんに安置されていたのです。その聖人ご自作の御真影は、教如上人にお渡しするように徳川家康より要請があり、慶長7年(1602)東本願寺に安置されることになったのです。

お昼に1時間ほどの休憩があったので近くの真言宗の大照院という寺に参りました。

門前には見事な紅葉で、まるで浄土に行ったかのような素晴らしい景観でした。

本堂は建替えの真っ最中でした。

完成すればこの世とは思えないような浄土が現われる事でしょう。

妙安寺さんにも真っ赤に染まる紅葉の大木が欲しいなーとつい欲が出てしまいました。】