感動日記 四二一八 真理とは  令和六年五月二十三日 | 雨にも負けず菩薩道

雨にも負けず菩薩道

菩薩の心で人生を生きる。

真理とはAI、人口知能を利用するならば真の一つの答えが出てくるであろうか。

人間のしがらみ、恥部を削ぎ落したAIならば可能なように思われるのです。

しかし、真理とは我々人間を越えた大自然の摂理の様なものをいうのでしょう。

そして人は神や仏を頼り求めようとしています。

真理とは幾つもあるのではなく一つしかない答えなのです。

昔、父から、この世から塵一つ無くする事ができない、と教えられた事がありました。

これはお釈迦様の言葉だと言うのです。

果たして本当なのかどうか、わたしには良くは分かりません。

人は本当に真理を求めて生きているのだろうか。

ほんの僅かな人は求めているかも知れませんが殆どの人は、その様な事を考える事もなく苦の娑婆を必死で生きているようです。

 

真理など始めから求めていないのです。

しかし真剣に苦の娑婆をみつめ己を振り返り己が極悪深重煩悩熾盛の凡夫の身であると気づき自覚が生まれると己の身はお蔭様の他力によって授かっている事に気づかされ弥陀の誓願の不思議な働きと縁が結ばれ、ごく自然に涙がこぼれ落ちるかも知れません。

自らの命に対しての感謝の涙が涌き出てくるのです。

それが感謝、恩謝、報恩、仏恩となって回向されるのではないだろうか。

その時の感激こそが人間としての最高の幸せ感でありこれが真理なのではないでしょうか。

此処に至った時の心境を法悦というのでしょう。

そのような人を妙好人と呼ぶのでしょう。