感動日記 四二一七 飲料水について 令和六年五月二十二日 | 雨にも負けず菩薩道

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子供の頃の我が家の水は家の裏の山の傾斜にある横井戸から滴れ落ちる水をタンクに集めパイプで引いて使い暮らしていました。

人間の体の水分の量は年齢とともに変化し、新生児で75%くらいで、老人になると50%ぐらいだといわれています。みずみずしいという言葉がありますが「水々しい」という表記は間違いで瑞々しいが正しい表記です。

意味は若々しく、水を含んだようにつやがあるというようなさまの事です。

主に野菜や果物、人間を形容する語としても用いられます。

世界に水事情では当たり前だとして飲んでいる水が当たり前ではないようです。

水道水をそのまま飲める国は、日本を含め世界でたった10カ国位だそうです。

アジアにおいては水道の水が飲めるとされているのは、日本とアラブ首長国連邦の二ヵ国しかないのだそうです。

報道によりますと乾燥した砂漠の大気中から純粋な水を採取することに成功したのだそうです。

カラカラに乾燥した砂漠であってすら、その大気中にはわずかに湿気が含まれている。

空気から水を集めるというアイデアです。 

今回、マサチューセッツ工科大学の研究チームが考案したアイデアは、いわば「乾燥剤とオムツのコラボ」とでもいうべきものだそうです。 

吸収力のある新素材を発見したのです。

この新素材は、夜の砂漠とほぼ同じカラカラに乾いた空気から、1gあたり1.79gの水分を集めることができたのです。

これは記録的な水分量であるという。

この新吸湿素材は、雨があまり降らず、飲み水が不足しがちな乾燥地域ではとても大切な発明になる可能性を秘めているという。

特に汚染が気になる川や地下水に頼る必要がないので、安全性の面でも高いと考えられる。

研究チームは現在、この新吸湿素材の反応速度アップに取り組んでいます。

うまくいけば、一日に24回水を回収できるような性能すら発揮できるかもしれないとのこと。そんなグッズがあれば、キャンプなんかでも活躍してくれそうだ。

マサチューセッツ工科大学で開発された新素材は、そうした湿気を集めて、きれいな飲み水にすることができるという。この新素材は、いわば超強力な乾燥剤と紙オムツのコラボのようなものなので低コストで作ることができ、それでいて高性能だそうです。

空気から水を集めるので、汚染の恐れがある川や地下水よりも安全でもあります。

雨が乏しく飲料水の確保が難しい乾燥地域にとってはとても大切な、大きな可能性を秘めた発明です。

もう一つは海水の淡水化です。

海と太陽の恵みを利用して、電気を使うことなく、海水を真水に変えることができる、超効率的な淡水化システムが開発されたそうだ。

マサチューセッツ工科大学と上海交通大学の研究チームが開発したこのシステムは、海が広大な「循環を起こす仕組み」と「太陽の光」を利用して、海水から塩分を取り除く。

このシステムを、小ぶりのスーツケースほどのサイズにすれば、一時間に4~6リットルの飲料水を作れるほど効率が良く、そのコストはなんと水道水よりも安いという。

源に恵まれた日本だが、離島の中には水資源に乏しいところもあり、水道用水の水源として海水淡水化プラントが稼働しています。

『令和三年版 日本の水資源の現況』によると、生活用の海水淡水化プラントは202021年3月末時点で全国に37カ所あり、日産で約 11万トンの造水能力をすでにもっています。

このうち、日本最大の海水淡水化プラントは、福岡地区水道企業団の『海の中道奈多海水淡水化センター』だそうです。

福岡地区水道企業団が総事業費408億円を投じ2005年に完成させた海水淡水化センターは、最大で日量5万トンの造水能力を備えています。

なぜ、福岡市に日本最大の海水淡水化プラントがあるのか?

人口が増え続ける福岡市は政令指定都市で唯一、市域内に一級河川を有しておらず、過去2回の大渇水を経験しました。

このため、筑後川からの導水やダム建設などの水源開発としてチャレンジしたことの一つが、大規模な海水淡水化プラントによる〝造水〟でした。

福岡地区水道企業団が海水淡水化センターで海水から塩分や不純物をとり除いた真水を福岡市水道局では、水道水の一部として使用しています。

さらにアルミ缶ボトル『飲む海水~玄界灘の水』として福岡市役所1階のユニバーサルカフェで140円で販売しているそうです。

福岡市は、筑後川をはじめ市外のダムなどに水源を頼っているため、販売1本につき100円を森林と水を守るための植樹の苗木代に充てているとの事です。