地球が誕生したのが約46億年前だと考えられています。
そして約40億年前の古い地層から、生命の痕跡が見つかっています。
最初の生物が海の中なかで誕生した、と考がえられています。
この最初の生物は、単純な体のつくりをした「バクテリア」のようなものだったようです。
それは、植物とも動物ともいえない生物だったのです。
40億年前に誕生した生物が進化と退化を繰り返し多くの種類の生物が生まれました。
動物である人間も植物である草木も40億年もの間、継続して生命を継承してきたのです。
元々は同じ生物の仲間であり親子兄妹だったのです。
春爛漫でこの世とは思えないような桜が満開で浄土の中にいるような夢幻の日々です。
そんな桜の時期ではありますが道端には私の方も少しは気にかけて見て下さいと小さな花々が咲いています。
元々は私と兄妹じゃないの、って言っているようです。
植物学者の昭和天皇は雑草という草はないと言われておられました。
五種類の花の名前を覚えることにしました。オオイヌノフグリ・ヒメオドリコソウ・ホトケノザ・カラスノエンドウ・ツルニチニチソウです。実物をみて調べる事にしました。
●オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、)は、オオバコ科クワガタソウ属の越年草。路傍や畑の畦道などに見られる。
別名「星の瞳」ともよばれる。
和名はイヌノフグリに似てそれより大きいために付けられた。
フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いた。
オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいない。
越年草。秋に芽を出して他の植物が繁茂しない冬に横に広がって育ち、早春に多数の花をつけ、春の終わりには枯れてしまう。夏の間は種子で過ごす。
寒さに耐えるため、細胞内の糖濃度を高める機能を持ち、葉と茎に生える短い毛で雪と霜を遠ざけて保温する。
●ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)は、ヨーロッパ原産の越年草。
道端や庭などによく生えている。
また、北アメリカや東アジアにも帰化している。ヨーロッパを原産地とする。
原生地以外でも道端や空地、畑などのありふれた雑草として知られ、北アメリカでは地域によっては侵入植物種として扱われる。日本では明治時代中期に帰化した外来種で、主に本州を中心に分布する。
茎は短い毛を持つ。
根元で枝分かれし、草丈は10cm~25cmまれに30cm程度に達する。
温暖な地域では年間を通じて開花し、他の花が少ない時期にはミツバチにとっては重要な蜜の供給源となる。
中国・朝鮮半島から日本に分布するオドリコソウの同属であるが、背丈・葉や花の大きさとも半分以下で小さいため「姫」の名を冠して呼ばれる。
花序が環状に並ぶ様子を、踊り子が並んで踊るさまに例えて名づけられたものとされるが、オドリコソウでは花の段の間が広いのに対して、ヒメオドリコソウは互いに接近してつくため、見かけの印象はかなり異なる。
●ホトケノザ(仏の座、)は、シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草である。
サンガイグサという別名も持つ。なお、春の七草に数えられる「仏の座」とは異なる。
一年生の草本。成長した際の高さは10 - 30センチメートル位。
四角断面の茎は柔らかく、下部で枝分かれして、先は直立する。
葉は対生で、縁に鈍い鋸歯があり、下部では葉柄を持つ円形、上部では葉柄はなく茎を抱くように真ん中で合わさって丸くなる。
茎は段々につくことから、俗にサンガイグサ(三階草)とも呼ばれる。
●カラスノエンドウ(烏の豌豆)はマメ科ソラマメ属の一年生雑草で、成長すると60〜90センチほどの大きさまでになることがあります。
標準和名はヤハズエンドウで、学術的にはこちらで統一されているようです。
日本では本州以南でよく見られ、畑や道端、空き地などでもよく見られます。
基本的には秋に芽が出て、小さい状態で越冬したのち、春に大きく成長して赤紫色の奇麗な花を咲かせます。
エンドウという名前がついているように、小さいキヌサヤのようなサヤがつき、熟すと真っ黒になります。
小さいキヌサヤのようなサヤができる。
元々は地中海沿岸地方が原産で、食用として栽培されていた歴史もあるようです。
サヤの部分はキヌサヤのように若くて柔らかいときは食べることができますが、すぐに硬くなってしまうので注意が必要です。
●ツルニチニチソウ(蔓日々草)は、キョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。
ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウという植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである。
ヨーロッパ原産で観賞用に栽培される。北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、日本に帰化している。
属は蔓性の多年草あるいは亜低木に分類され、日本ではツルニチニチソウとさらに小型のヒメツルニチニチソウの二種が一般的に知られる。
茎が地面や石垣などを這い、節から根を出し広がって増える。
この性質のため、吊り鉢から茎を垂らしたり、グランドカバーなどに利用される。特に斑の入る品種が園芸品種として好まれる。
斑には、白と黄色があり、斑の模様も多様であるが、斑入り品種は花付きがよくない傾向がある。
耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れ周年の鑑賞に耐える。
花期は、春~初夏。花の形がニチニチソウに似ているが、色は青紫色または白色。
柱頭は円盤状をしており、その上に毛のある突起物があるが、このような柱頭の植物は珍しい。
葉は幅広い。
ニチニチソウ同様に繁殖力が非常に強く、観賞用によく栽培される。