何万年何億年命の継続わが命
月なくば我なし我なくば月なし
雪吹雪ふるさとなつかし墨絵の世界
人、生死あること分からず
人、繋がりあって生きていること分からず
人、大宇宙の中で生きていること分からず
人、阿弥陀仏に救われていること分からず
福寿草根っこのしがらみ己を絶やす
救われても救われなくても弥陀の中
人間は自らを食い殺す欲望虫
乞食が拾ったゴミまでも己の手柄にしたい我
春の月黒髪とかす平安の櫛かたち
人浮き浮きどきどき笑って泣いて怒って歌って夢幻の如くなり
朝ぼらけ白黒から総天然色で今日がはじまる
亡くなって業がなくなり佛さん
生きていて業があっても佛さん
全てみな阿弥陀様の慈悲の中
お蔭様に思いを寄せれば不思議な光が見えてくる
お蔭様が分かれば、よう分かってくれたなあと阿弥陀様が泣いて下さる
縁側に一期一会の一匹の蛙
鬼怒の川只無心に流れる
雷さまは神なり自然をこわすなと鳴り響く
悪たれついてる孫娘眠る姿は佛さま
曼殊沙華天を仰いで線香花火
初恋の彼女に会えて又惚れ直す恋の病
凡夫こいしや法やれこい