感動日記 日本の農業の将来 四三七四 令和五年五月一日  | 雨にも負けず菩薩道

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菩薩の心で人生を生きる。

五月の連休真っ盛りです。

田圃には水が入り農家は競争しているように田植えを行っています。一方、サラリーマンは家族と旅行を楽しんだりしています。

農家は遊んでいるサラリーマンに食べさせる為に休んでいいはずの休日を田植えに勤しんでいるのです。面白い現象です。

最近、宮代にあるヤンマーの営業所が閉じられていました。農機具が売れないからなのでしょう。春日部の小渕には農家として権利のある家が四〇軒程あるそうですが一軒も農家をやっていないそうです。大きくやっている人に頼んでいるのです。当然、農機具はいらなくなります。大規模農家だけにしか農機具が売れないのです。

昨年ですが六千坪ほどの農地をある方に買って戴きました。勿論、稲作では採算がとれません。

作物はブルーベリーとイチジクそしてクワイチゴだそうです。その実は、みな品種改良した大粒のものです。何故、このようなものかというとアイスクリームに入れるのだそうです。これらの実には皆、ツブツブがありその食感が何ともいえないのだそうです。

将来は銀座にも店を出すと言っておられました。しかし農地法三条の許可をとり所有権の移転までするのに二年近くかかってしまいました。

農地法では農業は経営ではない個人に与えられた事業である、というような法律で農家にしか与えられていない特権であるというのです。

農業を経営の道具にしてはいけないというような意地悪を農業委員会がいうのです。農地法は昭和二十七年に出来た法律です。「この法律は、農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて、耕作者の農地の取得を促進し、及びその権利を保護し、並びに土地の農業上の効率的な利用を図るためその利用関係を調整し、もつて耕作者の地位の安定と農業生産力の増進とを図ることを目的とする。」

やはり経営としての法律にはなっていないのです。国会においても農業団体に反対される為に日本の農業の将来に対する質疑を聞いた事がありません。将来を語れないような国会議員は直ちに止めてください。