朝、空を見ると西にぼんやりと沈みかけている月が見えました。
かたや東を見ると太陽が今、まさにご来光する瞬間でした。
月には御苦労様でしたと、太陽にはお願いしますと拝みたいような気持ちになりました。
所でこの月も太陽も途轍もない様なスピードで宇宙を駆け回っています。
その月も太陽も我々が住んでいる地球も生きものではないと思っています。
しかし何がその様にさせているのかは分かりませんが生きもののように宇宙を駆け回っているのです。
吾々人間には考えられないもう一つの世界があるとしか思われません。
だからなのかも知れませんが人間にも二つの世界があるように思います。
欲望と煩悩の趣くままに生きている世界と私は生かされて生きているというお蔭様の世界です。
この二つの世界は全く別世界のように思えるのです。
その生かされて生きているという世界は宇宙を駆け回っている月であり地球であり太陽、また多くの星達のようにバランスを取りながら、他を傷つけないように労わって流転しているようです。
まるで人間の感謝の和と連動しているようです。
大宇宙は吾々人類の思考をはるかに超えた浄土とも言えます。
この事をお釈迦様が気付かれて佛の世界が存在すると教えられたのではないだろうか。