感動日記 3,271「あなかしこ」とは 令和2年3/31(火) | 雨にも負けず菩薩道

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最近、蓮如上人のお文の「末代無智の章」の文章を暗記しようと努力しているのですが中々覚えられません。

この文の最後に、あなかしこ、あなかしこ、と言う言葉があります。

さてどのような意味なのでしょうか。

「あなかしこ」は「あな」という感動詞と、「かしこし」の語幹から成り、「ああ畏(かしこ)きことよ、ああ慎むべきことよ」という意味だそうです。

 

「畏」とは、おそれる、かしこまる、おそれおののく、こわがる、おそれうやまう、かしこい、ありがたい、つつしんでうけたまわる、などの意味だそうです。

神道の祝詞においても、「畏み畏みも申す」とあります。

畏みという言葉は蓮如上人の時代には、大別して二通りの用いられ方があったそうです。

第一には、命令や禁止など、聞き手に対して強制する内容を強調するための語として用いられ、第二には、手紙の文末の定型句として使われていました。

 

前者は「かならず」「きっと」「決して」と、後者は「敬具」「敬白」等と翻訳できます。

両者を合わせて考えれば、この言葉には、手紙の最後において、その内容を「かならず」「きっと」と、聞く者に念を押して伝えるという意味があるようです。

 

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