山梨大学医学部附属病院でMtFの性別適合手術を受けた記録です。
術前検査の日に入退院支援センターで生理用品について聞いたら「生理用品は要りません」と言われました。
先輩方の体験談には必要と書いてあったけれど、要らなくなったのかなあと思いながら入院前々日まで用意していませんでした。
しかし入院前日の会社の昼休みに体験記を読み直して、やっぱり必要だよなあと考え直しました。会社帰りのドラッグストアで、先輩方がお薦めしていた夜用30cmぐらいの、エリス、ソフィ、ロリエを買って病院に持参しました。荷物が増えて移動が大変でした。
入院当日、病棟に着いて、看護師さんたちに同意書などを提出したとき「出血のためのパンツなどを持って来ましたか？」と聞かれて、私が女性たちに言うのは少し恥ずかしかったのですが「生理用品を持って来ました」と言ったら、よかったと言われました。
持参した3製品について、私個人が感じた使い心地を書きます。
あくまで個人の感想です（感じ方は人によって異なります）。
ソフィ超熟睡ガード290
経血を素早く吸収するようセンターが盛り上がっていて、通常の使い方をする女性にはいいんだと思います。さすが国内トップシェアを誇るユニ・チャームの製品です。
けれど性別適合手術を受けて陰部が腫れているMtFにはこの盛り上がりがつらいと私は感じました。あくまで個人的な感想です。ソフィをつけて座ると辛いので（夜用だから座ることは考慮されていないのかもしれません）、持参したなかでは長さが一番短いですが就寝時に使いました。
ロリエ朝までブロック300
「すき間ゼロ設計」によりナプキンがおしりの形にあわせて変形するのと、高吸収ポリマーが同じ花王のロリエ肌きれいガード多い夜用羽つきの3倍配合されているとのことです。さすが研究開発を重視する花王の製品です。高吸収ポリマーが膣洗浄で膣に残った水分を吸収すると膨張するようで、腫れた陰部に当たってつらいと私は感じました。あくまで個人的な感想です。
エリス朝まで超安心330
伝いモレを軽減するようこちらも中央部が盛り上がっていますが、面で吸収するようになっているようで、私には違和感が少なく感じました。表面のミシン目が形作るやさしい模様が、出血に落ち込む気持ちを慰めてくれました。一番長いのでパッケージはソフィやロリエより大きいです。