前回からの続きで、採集道具の紹介です。
昆虫採集をしている多くの方が知っていて、実際使っている方も多いのでは?
志賀昆蟲普及社製 金属くりだし竿 1.5m
またの名を、「アルミバー」「ジュラルミンロッド」。
私が一番最初に買った本格的な竿で、この状態から3段伸ばせます。
ちなみに網枠とネット部分は別売りです。
前回のスプリングネット枠の紹介の際に、くっつけていた竿がコレです。
(→記事:スプリングネット枠)
ジョイント部がオスネジになっていて、
スプリング枠(ネジ込み式)の方がメスネジになっているので、
そのまま接続することができます。
縮め寸法:45cm
最長寸法:1.5m(150cm)
室内で伸ばしてみると十分な長さに思えますが、
実際野外で伸ばしてみるとけっこう短い…という印象を受けます。
ただし、
縮め寸法45cmは魅力で、ザックなどに収納して行けるので
行き帰りに邪魔にならないという利点があります。
また、
各段がネジ締め式なので途中でも止められ、
好きな長さで使えます。
なので、
「一段だけ伸ばして使う」
「一段と半分伸ばして使う」
…など好みに応じて調整が可能です。
人によって適度な長さが異なるので
色々試してみて、
「普段使いやすい長さ」を憶えておくと良いと思います。
ちなみに、
野外で最大に伸ばして高い所の虫を採ろうとすると、こんな感じ。
実際見てみると「ちょっと手が届かない」ぐらいの高さまでしか
届きません。
長さ1.5mと言っても、使うとなると基本両手持ちになるので、
意外と高さを稼げなくなるんですよね…
なので、
私はこのセットは今はメインには使っておらず、
ちょっとしたお散歩の時や、
余裕のある時に予備として持っていく感じです。
ただ、
この上の2.5m(一番上の画像のもう一本の方)になると
重量もだいぶ増えるので、
初めて本格的な捕虫網を買ってみたいという人や、
まだ力の弱い小学生などは
この1.5mの方が扱いやすいのではないかと思います。
先に紹介したネット・網枠と3点セットで
7,000~8,000円ぐらいと少々値は張りますが、
その分しっかりしており、本格的に昆虫さ雌雄をしてみたいなら
十分に元は取れると思います。