こんにちは
THE CAPSULE CLINIC 院長 木塚雄一郎です
「自毛植毛について」6回目です
5.自毛植毛について 『刈るか刈らないか』グラフト(株)採取のこと
移植床作成について
『ホールとスリット』
移植床の作成とは穴を開けることです。
その穴にグラフトが差し込まれていきます。
移植床を作成した時点で手術のカタチはほぼ決まります。
具体的には毛の傾き・流れ、密度が決定されます。
毛の傾き・流れは生えている毛に合わせて作っていきます。
例えば、つむじ付近であれば渦を巻くように穴を開けていきます。
基本的には直径0.6mm パンチで作成したホール(移植床)を作成します。
理由としては直径0.6mmのホールに対して0.8mmのグラフトを移植するため安定し抜けにくいこと。 グラフトの刺入にブレが生じないため、精密な毛の角度(毛流れ)の再現が可能であることです。
ただし、生え際付近の細分化した1本毛グラフトについてはメスで作成したスリット(移植床)としています。
パンチで作成したホール(移植床)はパンチで採取したグラフトとフィットしやすいのとともに、組織を抜いた状態の移植床にグラフト組織が入るため皮膚緊満感が生じにくく高い密度を作成しやすくなります。ただし、株分けした1本毛株を入れるにはややルーズとなります。
メスで作成したスリット(移植床)は株分けした1本毛株との相性は良いです。ただし、全体的にフィット感が劣ることと、皮膚緊満感が生じやすく密度を詰めづらい傾向にあります。
2つの方法は状況や目的に応じて使い分けていきます。
こういった細かい工夫の積み重ねが手術全体としての良い結果へとつながっていきます。
自毛植毛
副作用(リスク):腫れ、痛み、出血、かゆみ、血行不全、傷跡、感覚の違和感、ショックロス、くせ毛、自然さの限界、など
※経過には個人差があります
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