原子力規制委員会は、「SPEEDIの拡散予測」を
原発の再稼働後に事故が起きても活用しない方針
【深掘り】SPEEDIの拡散予測「活用せず」に波紋も
| 沖縄タイムス+プラス
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91968&f=t
・
福島の原発事故で政府による拡散予測の公表が遅れて
批判された緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム
「SPEEDI」について、原子力規制委員会は原発の再稼働後に
事故が起きても活用しない方針だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウィキペディアより
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムは、
原子力発電所などから大量の放射性物質が放出されたり、
そのおそれがあるという緊急事態に、周辺環境における
放射性物質の大気中濃度および被曝線量など環境への影響を、
放出源情報、気象条件および地形データを基に迅速に予測する
システムである。
SPEEDIでは、関係府省と関係道府県、オフサイトセンター
および日本気象協会とが、原子力安全技術センターに設置された
中央情報処理計算機を中心にネットワークで結ばれていて、
関係道府県からの気象観測点データとモニタリングポストからの
放射線データ、および日本気象協会からのGPV(格子点資料)データ、
アメダスデータを常時収集し、緊急時に備えている。
原子力発電所などで事故が発生した際、収集したデータおよび
通報された放出源情報を基に、風速場、放射性物質の大気中濃度
および被ばく線量などの予測計算を行う。
これらの結果は、ネットワークを介して文部科学省、経済産業省、
原子力安全委員会、関係道府県およびオフサイトセンターに迅速に
提供され、防災対策を講じるための重要な情報として活用される
ことが期待されていた。
2014年10月8日、原子力規制委員会は原子力発電所の重大事故
での住民の避難範囲を決める際、このSPPEDIの計算結果は
利用しないと決めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・
管理人
最下部の青文字は、読売新聞2014年10月9日13S版37面と
なっていますが、既に、削除かリンク切れになっています。
当時、SPEEDIの公表が行なわれなかった事、迅速に発表
されなかった事について、文部科学省と原子力規制委員会との
間で、責任のなすりつけ合いが行なわれています。
⇒http://bewithgods.com/hope/frea/s2011311r13.html
これが、まず一点。
・
更に、後から公表された分析結果においても改竄されて発表
された形跡が認められます。
これが、第二点。
例えば、3月15日に首都圏を襲った最悪汚染放射能ブルームが、
皇居を前にして、Uターンして、引き返している点などを見ても、
後々、その問題点を指摘され、責任の所在が問われるのみならず、
今や、その改竄を指摘されるなどの様々な問題を抱えている、
いわゆる、いわく付きのブラックボックスと化している訳です。
・
SPEEDIの予測結果も一部不自然なのは明白。
なぜか放射性雲が皇居の寸前でUターン。ありえませんね。
http://ameblo.jp/64152966/entry-11942296353.html
・
・
・
SPEEDIの大幅予算削減や、利用しないとの原子力規制委員会の
発表は、こういった経緯から生まれたものと考えられます。
早い話が、こういった従来のSPEEDIを闇から闇へと葬りたいのが
本音なのではないでしょうか。
・
次世代のSPEEDIの利権獲得争いも当然有り得る訳ですが、
国民が、生きるか死ぬかの瀬戸際の時に、全く役立てられなかった
ことは、歴史に深く刻まれるであろうことは間違いないと思います。
・
そもそも、福島第一原発が爆発してからの放射能拡散シミュレ-ション
は、日本国が、国民に知らせることは、ほとんどありませんでした。
それを伝えたのは、唯一、海外の機関だけだったのです。
SPEEDIの精度の評価云々で、その責任から逃げることは、
卑怯者のやる事です。
大きな意味において、やるべきことはあったはずです。
・
・
・
・
α線、β線、γ線、中性子線
http://contest.japias.jp/tqj14/140054/syurui.html
どんな放射性物質(核種)があるの?
http://www.pref.niigata.lg.jp/houshasen/radiation_ri.html
アルファ線を出すもの
・
ウラン238
プルトニウム239
プルトニウム240
ラドン222
・
・
ベータ線を出すもの
・
ストロンチウム90
ヨウ素131
トリチウム
ビスマス214
鉛214
・
・
ガンマ線を出すもの
・
セシウム137
コバルト60
カリウム40
ビスマス214
鉛214
・
・
・
中性子線とは!?
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/280.html
・
自然界で中性子やその他の粒子などの衝撃なしで核分裂を起こす
“自発核分裂”の確率の高い代表的物質は、確率順に挙げると、
プルトニウム240(489000回/sec・kg)、プルトニウム239(7回/sec・kg)、
ウラン238(6.9回/sec・kg)、ウラン235(5.6×10マイナス3乗回/sec・kg)
です。
これらの物質は、自然界で“自発核分裂”を起こして、
原子炉内部の核分裂と同じように、中性子線を放出します。
・
昨年8月26日に経済産業省から発表された放出核種の試算表によると、
この4つの核種の中で、ウランについては全く発表がありません。
プルトニウムについては、239と240が同量とされています。
プルトニウムより10000倍以上大量に放出されたネプツニウムが
半減期2.356日でプルトニウム239に変換したため、
プルトニウム239は240の約20000倍あると推定されます。
自発核分裂は、7:489000であることから、ウランを無視すると、
140000:489000の比率、すなわち約1:3でプルトニウム239と
240から出ている中性子線ではないかと思われます。
・
核燃料のウランについてみてみますと、ウラン235と238は、
原子炉中では、燃料装てん直後は3~5:97~95ですが、
運転後は1:95になります。ウラン235の自発核分裂は、
ウラン238と比べると無視してよいほど少ないことから、
プルトニウム239とほぼ同頻度のウラン238の自発核分裂のみ
が問題となります。
・
結論として、福島県中通りや栃木県北部で検出された中性子線源は、
プルトニウム240がメインで次がプルトニウム239、ウラン238も
あるが比率不明ということになります。
・
プルトニウムがゼロでウランのみからアルファ線と中性子線が
検出される状況は、原発事故による放射性物質の飛散では
考えにくいことから、この地域にプルトニウム汚染があることは、
間違いないと思われます。
この地域がアルファ核種のプルトニウムで汚染されていること、
そして、それなりの程度の汚染であることが、
中性子線検出からも裏付けられました。
・
また、3号機の爆発は使用済み燃料プールの即発臨界による
核爆発を伴っていること、使用済み核燃料にはウランが
プルトニウムよりもずっと多く含まれていることから、
実際はプルトニウムよりもウランで汚染されている可能性の方が
ずっと高いと思われます。
・
私の知り合いが同じ機種で東京の測定を行っています。
東京では、1cpsの地域が多いとのことですが、
最高8cpsの中性子線が検出されるところがあるということです。
局所的には、福島県中通りや栃木県北よりも高濃度汚染地域が
あることが分かります。
・
これにはいろいろな説があるかと思いますが、
現時点で一番有力なものは、以下の説です。
・
昨年3月11日の東日本大地震による東京湾を襲った津波で、
千葉の石油会社のコンビナートが火災を起こしました。
隣接地にチッソの工場があり、触媒として劣化ウランが
約780キロ保管されていました。
石油会社の火災が延焼して、この劣化ウランは、
ほとんど燃えてしまいました。
・
劣化ウランというのは、天然ウランからウラン235を抽出した後の
ウランで、チッソ工場に保管されていたものは、ウラン238が
99%以上で、ウラン235は0.3%であったと発表されています。
マスコミ報道では、放射性物質は0.3%であるから、
つまりウラン235だけが危険なものでその量は少ないから、
健康被害の心配はないと報道されていました。
これは、全くのウソです。
ウラン238も放射線を出します。アルファ線と中性子線です。
原子力発電用の濃縮ウランは、ウラン235が3~5%で、
残りはウラン238、劣化ウランは、ウラン238が99%以上です。
放射線を出す比率~放射能は、半減期に反比例すると考えられます。
ウラン238の半減期45億年、ウラン235の半減期7億年を
成分比率で加重計算すると、放射能は、
濃縮ウラン:劣化ウラン=100:87.3となり、大きな違いはありません。
この劣化ウランが燃えた煙が、東京地方を汚染したと考えられ、
大量のアルファ線と中性子線を放出していると考えられます。
つまり、この説によると、東京地方の中性子線源は
福島原発事故由来ではないということになります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2014年11月初頭、当ブログで最も読まれた記事
2013年3月4日
東京湾岸と千葉が20トン劣化ウラン地獄に!
汚染の事実を知る内閣府官僚とイオンは千葉から脱出
http://ameblo.jp/64152966/entry-11483165983.html
私に寄せられたツイッタ-より
こまさん @tweaglej
@wantonblog
家族全員、ウラン被曝していた、下の子の値が一番高い、
ウランはどこからと探していたが理由はこれか、近日、検査値が出る、
ゼオライト服用の結果もわかる。情報をありがとうございます。
#内部被曝 #良い情報
~中略~
「ホットスポットの放射線測定は、セシウム合算線量だけであり、
ウランなどの核種は測定されていないし、汚染にカウントされていない。
ウラン汚染も加えれば、
東京湾岸地域、東京東部、千葉県の汚染は
すさまじいレベルになるらしい。」