先日、友人に誘われて、アジアパラ競技大会の車いすテニスを観戦してきました。
小田凱人選手とマレーシアの選手との準々決勝です。
世界ランキングの1位と29位なので、実力差はありましたが、本当に見応えがありました。
翌日もまだ余韻に浸っていて、その時にふと気づいたのですが、
私はその試合を観戦している間、
彼らに障害があることを、すっかり忘れていたのです。
そこにいたのは、純粋に二人のアスリート。
車いすを自在に操りながら、ボールを追い、打ち返す。
そのスピードや技術、勝負の駆け引き、目の前で繰り広げられる素晴らしいプレーに、ただただ夢中になっていました。
もちろん、障害そのものがなくなるわけではありません。
でも、私の中には「障害のある人」という意識が、まったくなかった。
これは、とても新鮮な感覚でした。
人にはそれぞれ、体の事情があります。
病気があったり、膝や腰に不調があったり。
年齢とともに、できなくなることもあります。
でも、それでその人の可能性まで決まるわけじゃない。
できないことに焦点を当てるのではなく、
今の自分にできることに目を向ける。
それだけでも、少し前向きになれる気がします。
あの試合を思い返しながら、そんなことを考えました。
