今日は久しぶりの完全休養日。

 

仕事が休みというだけでなく、自宅との往き来もせず、ここ木更津東泉寺の庫裡で、生活のために「やらなきゃいけないなぁ」という事柄が何一つない日だった。

 

ゆっくりと二度寝をしてから洗濯物だけ干し、作り置き(冷凍)の玄米おにぎりをモグモグしながら「今日は何をしよっかな~」。

 

やっぱり写真かな。そしてそれをブログに投稿。そうしよう。

 

かなり明るい陽射しだが風が強いため、しっかりと防寒をしてからカメラとレンズ5本のフル装備で境内をうろつく。

 

紅梅の蕾も、ふっくらとして何だか暖かそう。
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やや咲き遅れ気味だった白梅も、ずいぶん開いてきた。
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このところ、毎朝ウグイスの声が聞こえてくるのだが、その鳴き方が最初はたどたどしかった。

 

それが今朝にはすっかり板について、「ケキョケキョケキョ」のところまで上手に鳴くようになっていた。

 

だがウグイスは滅多に撮れない。たいていは藪の中で鳴くし、目立たない茶色をしているからだ。
(cf. 花鳥風月 私の「遊び場」に載せたウグイスは、鳴いた直後に高枝にとまったから幸運にも撮れたもの。)

 

しかし啼鳥は他にもいくらでもいる。ヒヨドリ、オナガ、シジュウカラやヤマガラ、高い空には小型の猛禽類、そしてそこかしこの灌木の中からは、メジロのかそけき「ヒヨヒヨ」という声が聞こえる。

 

ただ、どうもここの鳥たちは、川崎の自宅周辺の個体に比べて用心深いらしい。カメラを構えようと持ち上げただけでも飛び去ってしまう。

 

寒いのを我慢してじっと待ち構え、そーっとソーッと動いてやっとメジロをキャッチしたものの、鳥は久しぶりだったこともあって今ひとつ。
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これだったら、去年の早春に街中で撮った写真の方がましだったな。



 

鳥を撮るのは寒いから、もうやめよう。冷えた身体を温めるために斜面の小道を上っていく。
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きれいに草刈りがしてある中で、何本か残ったススキの穂に、綿毛がまだくっついている。
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これから空に飛び立って、暖かな春の土から芽を出すのだろうか。
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まだ若い桜の木に近づいてみると、芽が心なしか膨らんできているように思えた。
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普段のようにお昼ご飯をいい加減にせず、陽当たりの良い縁側のテーブルでしっかりと食べたところ、眠くなってウトウト。

 

ハッと気が付くと1時間も経っており、顔が火照っている。夜になってもヒリつく顔を鏡に映すと、なんと日焼けで赤くなってしまっていた。

 

午後は気が変わってカメラをきっぱりと置き、剪定鋏と枝切り鋸を腰につけて、またぞろ境内をウロウロ。

 

やりかけの枝垂れ桜の枝打ち(*)だの、伸びすぎた柿の剪定だの、師匠(*)の手ほどきを実地に試して、ひとり、心ゆくまで真似事遊びに講じた。
(*) これは必ず投稿する予定の話。


 

満足。