今日は何という暖かさでしょうか・・・まだ1月ですよ・・・
完全に春の陽気です(^_^;)
今日は年長さんが園外保育でアイランドシティへ・・・
ありました、ありました・・・春が・・・
多分、桜だと思うんですがもう花が咲いていました
春ごろに咲く桜とは品種が違うんでしょうがびっくりします
そんな暖かな陽気の中子どもたちは大自然の中を走り回り、凧揚げしたり、いつしか上着も脱ぎ捨てて夢中になって遊んでいました
「年長さんらしい遊び方だな~」と感心したのはこれ
「石ころで何をしているのかな~」とよくよく見てみるとなんと 石文字 を書いていました
わかりますか~
「ゆり」
「ハートの横にさくら」
しばらく見ていると更に発展して・・・
「さくら」の下に「かなとみせんせい」と書かれてあるのです
さくらの「く」の字が反対ですが、気にする必要はありません
なぜならこの国では「ひらがな」は小学校1年生になったらそれはそれは丁寧に先生が教えて下さいます
この国の幼稚園教育要領には「文字を教える」というよりは「日常生活の中で幼児自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすること」とされています。つまりこの時期は文字を教える(文字を道具として使いこなす)ことを目的とするのではなく、人が人に何かを伝える、あるいは人と人とがつながり合うために文字が存在していることを自然に感じ取れるように工夫し、援助することが重要なのです
今は文字遊びでいいのですこの光景を見ていて、「あっそろそろ文字に関心を持ち出したんだな~」と思いました
年長さんのこの時期にそろそろ発達の適時性がきているのだと思います・・・興味・関心を持ち出したこの時期に文字を教えていくと「すっ」と取り込んでいきますが、適時期がきていないのに大人目線で教え込もうとすると、きっと文字が嫌いになりますので皆さんご注意ください
アメリカの精神学者エリクソンはこのようなことを言っています。「人間の発達や成長には順序があって、決して飛び級のようなことはない」と。つまり、見せかけの前進はあるかもしれませんが、ある課題を果たさないままだと、必ず後になって、それをやり直さなければならなくなる、ということです。
幼児期に大切なことは、何かができるようになる教育ではありません・・・人の暖かさや温もり・・・愛されている実感、大切にされている実感を通して人を思うやさしい心を育てていくことが何よりも大切だと私たちは考えています
そうした見えない実感を通して子どもたちは「根拠のない自信」をつけていくのです・・・