監督と役者。 | 小太郎です。

小太郎です。

とりあえず、思ったことを書きます。

奈緒さんが主演をする映画が、公開ということですが、その映画に関して、監督のインタビューが。ネットで物議を醸しているそうですね。

何でも、今回の映画、いわゆる「性的」なシーンが多いようで、何人かの女優さんにオファーを出したが、断られたという話のよう。

そして、ようやく、奈緒さんがオファーを受けてくれたのですが、奈緒さんは「インティマシーコーディネーター」を付けることを監督に要望したのですが、監督は、考えた末に、断ったということ。

なぜなら、監督と役者の間に、第三者が入ると、良くないから、と、言うことのよう。

 

何とも、監督の行動は、時代錯誤ですよね。

今、時代の流れは、こういった「性的」なことに、とても敏感で、出演をする役者を、不本意な「性的」な演技を強制されることが無いようにということになっている。

そのために、存在をするのが「インティマシーコーディネーター」です。

 

ハリウッドの有名な女優さん。

今では、かつて、出演した映画で、不本意な「性的」なシーンの撮影を強要されたと訴える記事を、時折、見かけます。

恐らく、日本の女優さんも、これまで、映画の撮影などで、そういった場面は、多々、あったはず。

 

今、ようやく、そのような状態を改善しようという動きが出て来ているのに、今回の監督の発言は、それに、水を差すもの。

 

監督は、なぜ、そのようなことをインタビューで話したのでしょう。

 

想像をすると、やはり、「映画は、監督のものであり、自分の意に沿わない第三者は、関わらせたくない」という意識。

そして、やはり、出演をする役者よりも、自分の方が、立場は上だという意識があるのではないでしょうかね。

 

そもそも、映画の撮影では、監督と、主演の役者とは、どういう関係にあるのでしょうかね。

主演の役者といえども、監督の指示は絶対なのか。

それとも、役者もまた、自分の意見を延べ、監督の演出に不満があれば、反論をするものなのか。

 

もっとも、監督の個性、役者の個性によって、それは、様々なのだろうと思います。

しかし、互いに、「良い映画を撮りたい」という気持ちは、同じのはず。

 

役者は、自分にとって、不本意な、やりたくない演技を、監督から指示をされた時、どのような対処をするのでしょう。

やはり、基本的には、監督の指示を聞かなければならないのだろうと想像します。

しかし、どうしても、やりたくないという場合は、やはり、降板をすることになるのでしょうかね。

それでは、困るので、監督も、ある程度は、妥協をすることになるのでしょう。

 

こういったトラブルを防ぐためにも、「インティマシーコーディネーター」の存在は、重要ですよね。

今回の問題を契機に、もっと、認知が広まれば、と、思うところです。