昨日の新聞記事では、中小、零細企業の倒産が増えているという話。
最近の株高の効果は、中小、零細企業には、恩恵の無いところが多いということ。
また、先日、アンケートを取ったところ、50パーセント以上の人が「生活が苦しい」と答えたとか。
大企業は、「史上最大の利益」を挙げ、社員たちは、大幅な給料のアップ。
しかし、中小、零細企業や、そこで働く人たちに、その恩恵は、ほぼ、無い。
やはり、日本でも、社会の中で「格差」が進んでいるということ。
大企業で働くことが出来る優秀な人は、高収入で、裕福な生活をすることが出来る。
しかし、そうではない優秀な人は、低賃金で、苦しい生活に甘んじなければならない。
この「格差」を是正するのは、本来、政治家の仕事なのでしょうが、日本の政治家は、むしろ、裕福な人たちや、大企業に有利な政策を行うばかり。
その理由は、生活苦にあえぐ人たちが、選挙で、意思を示さないからでしょう。
アメリカやヨーロッパで、既存の政党、政治家が、支持を失っているのも、日本と同じように、格差の拡大が、一つの原因になっているのでしょう。
そして、アメリカやヨーロッパでは、その良し悪しは別にして、有権者が行動を起している。
なぜ、日本では、こういった行動が起きないのでしょうね。
やはり、民主主義というものについての意識が低いということなのか。
これでは、なかなか、生活は、良くならないでしょう。
もっとも、政治的行動を起すほど、日本の社会が、追い詰められている訳ではないと、解釈をすることも出来ますが。