笑う森【小説】とBTSとやら。 | エンタメがカルシウム

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2回目の浩さん

 

 

 

1回目は海の見える理髪店

 

 

この方の風景描写と展開は情景ともども脳内映像化されやすいと思われます。

 

笑う森

荻原浩  著

 

 

450ページ近くあると思います。

 

長編です

 

紙で読みました。

 

楽しかったというか最初から、まあまあ夢中で読めました。

 

今年出たばかり?

 

ネタバレしたらいかんやつかな。

 

週刊新潮で2022年あたり連載されてたらしい。

 

先週から読んで昨日、読了しました。

 

小樹海と言われてる新たな自殺の名所となりそうな森で

 

5歳になる児童が行方不明に。

 

物語は、この児童の捜索活動から始まります。

 

警視庁は勿論、消防などのボランティアを含め10日間

 

捜索は無念にも打ち切りになろうとした…その時。

 

星は4・5

 

この先はネタバレほどでないものの

 

読みたいと思ってる人はUターンをお願いします。

 

ニヤニヤ

アップ

アップ

アップ

アップ

 

 

5歳のスペクトラム自閉症の男児の大冒険の話です。

 

サスペンスになりますが……

 

大冒険要素も含んでおり誰もがハラハラしちゃうんじゃなかろうか。

 

子供が行方不明というのは実際にニュースになっても胸が痛むものだし。

 

無事に戻ってはくるものの

 

場所が場所なだけに季節も冬だし

 

その命を繋いだ謎の10日に誰もが戦々恐々なわけです。

 

自閉症というのもあって事情が分からず

 

保護者が何が起こったか分からないまま

 

PTSD抱えてたら、どうしようとか思うじゃないですか。

 

5歳児は“クマさんに助けてもらった”としか言いません。

 

そのクマさんが、どうも1人ではなくて

 

複数人いるわけです。

 

何をしに来たのやら

 

小樹海ですから…‥まともな人間がいなくてですね

 

誰も5歳児を届けられない事情を孕んでいるわけです。

 

そんな人々が5人もいて………

 

その5人は行方不明でニュースの子と察しながらも

 

胸を痛めつつ届け出ることができない。

 

恋人をコロスケし死体を埋めに来た女子に

 

心臓病を抱えた娘を助けるためとはいえ

 

カタギでないから寄付を募ることができず組の金を盗み追手に追われて

 

森に逃げ込んできたヤクザに

 

仕事が続かず

 

泣かず飛ばずのユーチューバーの青年。

 

そして富山から

 

わざわざ自殺しに来た中年“少女”のアラフォー独身教師。

 

生徒にいじめられて自殺に来たはいいが

 

脳内会話で乙女節を炸裂させすぎていて

 

本当に切羽詰まって来たのかよと面食らった。

 

その幼い感じの妄想乙女炸裂ぶりから

 

初期は虐めにあってる10代かな気の毒にと思ってたら

 

中年教師としり

 

自殺に及ぶまでの脳内の口調と気持ちの描写に絶句した人物。

 

美しく死にたいという執念が異常に見えた。

 

聞けばデブらしい。

 

中年教師と知ってからも

 

最初は学級崩壊かな気の毒に思いつつも

 

この人が一番、イライラしたわ。

 

人間らしいのかもだけど

 

正義と体形を拗らせてるんですよね。

 

行方不明のマヒトへの母性も拗らせすぎて気持ち悪いし。

 

何回も

 

この人の母性は

 

拗れてて気持ち悪いな、と思ってしまった。

 

ちょうど今なんとなく話題に上がってる

 

アイドルにセクハラしたバーミーと揶揄されてしまってる

 

韓流おばさんで脳内再生されてしまいましたわ。

(盗撮、盗聴当たり前の椿はこさんのイメージかな何となく)

 

マヒトの保護の仕方が自己中のメンヘラなんですもん。

 

 

ヤクザのおじさんも逃亡のクダリは

 

ヤクザや半グレばかりで

 

読むの面倒だったけどマヒトを命懸けで守ってたのは

 

一番、このヤクザだったんですよ。

 

マヒトものちに語ってます最強のクマさんだと。

 

今でも戦ってるんだって泣

 

あかん今でも泣けるわ。えーん

 

それぞれの特徴とそれぞれの思いやりを小さいものに

 

当たり前に向けてるものの

 

ほんっとバーミー

 

でなかった

 

中年少女

 

母性があるのはゴモットモだけど拗らせすぎやわ。

 

わたしも猫さんの後頭部にはブチュっとして吸いたくなるけど

 

むっちゃ我慢してんねんで!

\なんで関西弁しかもエセ/

ねー

 

荻原浩さん

 

やっぱ男性だからか父性を描くと天下一品な気がするわ。

 

人間が完璧でなくても生命力を繋ぐ感じには

 

父性に限りクズながらの力強さを感じる。娘、息子を思う気持ち。

母性に何か悪意あんのかな思うくらいに中年独身教師の痛々しさが目立ってた。しかもデブのブスというオチつきで。

 

 

本当に死のうと思ったのかってくらいに

 

見ても会ってもいないのにコロスケ女子と

 

マヒトにかけたマフラーの趣味について

 

罵り合ってるのが苦笑ものでした。

 

下品だのオバサン色だの笑

 

初期も消防士のクダリ泣いたんですけども

 

あの涙を返してほしいってくらい

 

消防士の田村はクズのクソでした。

 

それでも子供を救いたい気持ちには嘘はなかったですけどね。

 

とにかく、それ以外ではクズのクソでした。

 

SNSで見窄らしい誹謗中傷を児童の母親に浴びせてる輩がいて

 

中でも悪質とされる人を2名

 

マヒトの叔父と元ボクサーの母親と泣かず飛ばずのYouTuberと追求し特定していきます。

 

開示請求を無視されてしまうんで自分たちで特定をかけにいきます。

 

裁判長引くと高額らしくてシングルマザーな母親は断念せざるを得ない状況なんです。

 

中でも悪質なSNSの裏垢の犯人ネタバレしちゃってますね。

 

ほんっとクソ。

 

でも皆、刑法を犯した人も含めて森ではマヒトの命を繋ぎました。

 

刑法にかかってる人が5人うちに3人ですからね。

 

呆れた。本当に。本物のクマさんもビックリよ。