ナイフで奏でる切り裂きワルツ -7ページ目

真紅の瞳   フラン視点

「あぁ?お前はベルの目見たことねぇのかぁ?」

「え、スクアーロ隊長はあるんですかー?」

「あるぞぉ。ちなみにルッスーリアもあるし、クソボスもある」

ミーはベルセンパイと付き合っているのに、ベルセンパイの目を見たことがない。

それなのに他の幹部の人たちは見たことがあるなんてなんか・・・ムカツキますー


「そうねぇ、もう随分昔の事だけどね。私はベルちゃんを起こしに行った時に寝起きを見たわ。起きた時に見えたのよ」

「えー、寝起き・・ですかー。」

「確かベルちゃんが16ぐらいの時ね。その前にも後にも見たのはそれっきりね」

「ゔぉぉぉい、俺はベルが8の時しかねぇぞぉ。アイツはまだ入隊したてのガキだったからなぁ。一緒に風呂入った時に見たんだぁ」

「スクアーロ隊長、今ここで天国への階段を登らせてあげますー。」

「待て待て待てぇ!!ガキの頃の話だろうがぁ!!」

「師匠直伝のスプラッタな死に方で逝きましょー。」

「ふざけんなぁ!!」

「んもぅ、二人とも喧嘩しないの。フランちゃんも落ち着いて」

「ち、あ、舌打ちしちゃいましたー。」

なんでミーには見せてくれないんでしょーか

スク先輩はお風呂で、ルッス先輩は寝起きを・・・。まぁ、どっちもミーは体験しましたがその時にほんの少しでも見えた試しがありませーん

あの堕王子うまい具合に隠すんですよねー


「む、騒がしいな」

「森男がきましたー、げろげろー。」

「なぬっ!?誰が森男だと!?」

「レヴィさんですよー。頭のもっさり加減が森にそっくりですー。」

「フラン・・・!貴様・・・!!」

「レヴィはベルちゃんの目見たことある?」

「ベルの目?ないに決まっておろうが。あいつはいつも目を隠しているではないか」

「げー、レヴィ先輩と同類かよー。げろげろげろー。」

「貴様ぁぁ!!」

これは本当にまずいですー。よりによって変態雷オヤジと同類っていうのはあってはならないことですー

ミーはみなさんよりもベルセンパイの目を見てる回数が多くなきゃいけない立場なはずですー

毎日見ててもおかしくはないはずですー

だって・・・・・恋人・・・ですしー



「ベルセンパーイ、いるんでしょー。入ってもいいですかー?」

ミーは今ベルセンパイの部屋の前に居る。もちろん、目的はセンパイの目を見ることですー

「カエルかよ、入れば?」

センパイの許可が出たんで入りまーす。センパイは人の部屋にはノックもなしでいきなり入ってくるくせに、他人が自分の部屋に勝手に入ろうものならば問答無用でナイフが飛んできますー

「何?なんか用?」

「えー・・・、まぁ用って言えば用ですねー。」

「そのはっきりしない返答気持ち悪い。用があんならさっさと言えば」

「うだうだ言うのめんどいんでー、単刀直入に言いますねー。目見せてくださーい。」

「はぁ?やだよ」

「即否定ですかー。・・・ズルイんですよー、ミーはセンパイの目見たことないのに他の幹部の人たちはあるなんてー。」

「他の幹部?」

「ルッス先輩は寝起き、スク先輩は一緒にお風呂で、なんてー。ムカツキますー。」

「あり?あいつらあんの?」

「挙句の果てには目を見てないレヴィさんと同類かよー。ホント、気持ち悪いですー。」

「ししっ、レヴィと同類w キモッw」

こうなったら泣き落とし作戦ですー。幻覚使えば、涙なんて洪水のように出せますからねー

「ミーとセンパイは、こ、恋人なのにー・・・ミーは見たことないなんて不公平ですー・・・。」

密かに目を潤ませて、上目遣いでにらめつければセンパイなんてイチコロですー

「お前、そんな事考えてたの?うししっ、かっわいー♪」

「てことでー、見せてくださーい。」

「えー、どうしよっかなぁ~。お前、オレの目見たら今まで以上に惚れるぜ?」

「それはないですー。」

「ムカつく。ちょとしか見せてやんね」

そう言いながらベルセンパイがセットされた前髪をかき分ける

すると初ベルセンパイの目がお出ましになった

「っ、・・・・。」

「あん?どこ行くんだよ!おい!・・・・なんなんだよ、見た瞬間どっか走って行っちゃったし」



なんですか、なんですか、なんなんですかー。あれは反則ですー。

堕王子のくせに、堕王子のくせに、堕王子のくせにー。

・・・・・・・・・・かっこよすぎるんですけどー。

ベルセンパイの瞳は純粋な血で染められたようなルビーみたいに真紅の瞳だった。

高潔で気高くそれでいてどこか野心を宿らせたような獰猛な赤。

その瞳は例えるならまるでポインセチアのようでしたー。

とりあえず、ミーは正直・・・・ほんの少しですよー?もうホント、ちょこーっとですよー?

・・・・惚れなおしましたー///

なんで瞳隠してるんでしょーかね。瞳を出せばもっともっとモテるはずなんですけどー。

あ、そうなったらミーが困りますー。

センパイにはこれからも瞳は隠しててもらいましょー。

あー・・・ミーの前だけなら出してもいいですけどー。


とりあえず


「あら?フランちゃん顔真っ赤よ?どうしたの?」

「ですよねー。」


このいつまでも冷めない頬をどうにかしないとー。


あとがき


お題小説からちょっとそれました、すいません(汗)

ずーっと書きたいなーと思ってたネタだったので書いちゃいました。

ベルの瞳の色は赤、青、緑などたくさんの好みがあると思うんですけど、うち的には赤希望です^^


あ、ちなみにポインセチアってのはこの花です↓

http://pixta.jp/tags/%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2




エイプリルフール 2.やけに周囲に警戒される人  フラン視点

今年もやってきましたねー。エイプリルフール

この日は術師にとっては日ごろのストレスを解消するのにもってこいの日なんですよー

人を騙してもいい日、なんて最高じゃないですかー

師匠たちと住んでる時は、師匠と騙し合ったり犬ニーサンのアホ面拝んだりして結構楽しかったですー

何か文句を言われても「今日エイプリルフールなんでー」って言っとけば、とりあえずOKですー


去年はみんな見事に騙されましたねー

脳みそ入ってるのか疑いましたよー

あ、ミーの幻術が素晴らしすぎるからしょうがないですかねー


「げっ・・・フラン」

「あ、スクせんぱーい」

「近寄んじゃねぇ!!今日はお前とは一切関わんねぇぞぉ!!」

「もう関わってるんですけどー」

「うるせぇぞぉ!!じゃあなぁ!!」


大声をあげるだけあげたアホのロン毛隊長はさっさとどこかへ行ってしまった


「あら、フランちゃん」

「げろー、気持ちの悪いもん見ましたー」

「んまぁ!!失礼しちゃうわ(#`ε´#)」

「事実なんで受け止めてくださーい」

「んもう、相変わらずの毒舌ね。・・・ところでなんか用はあるかしら?」

「用ですかー?オカマ野郎に別に用なんてないですけどー」

「じゃあ、私はこれで。チャオ」


人に用事があるかと聞いといて、ないとわかればこれまたさっさとどこかへ行ってしまった


「ぬ!」

「レヴィせんぱーい。壁の影に隠れてても、声出てますがー」

「なぬ!?バレていたか・・・」

「バレてないとでも思ったのかよ、ひげ面」

「き、貴様今なんと!・・・いや、まぁ今回は見逃してやろう」

「毎回ミーがレヴィ先輩にやられてるみたいな言い方しないでくださーい」

「アディオス!!」


頭の悪そうな掛け声とともにどこかへ走り去っていく


ミーそんなに警戒されてるんですかー・・・


エイプリルフール 1、騙されないぞ!と意気込む人  ベル視点

また今年もきた。この日が。

毎年、いい思い出なんか一つもない。

エイプリルフール

マーモンの時は王子のカードとマーモンのカードを幻覚ですり替えられてありえないぐらい奢った。

しかも、食べ物が大多数。 5円チョコを世界中の駄菓子屋からせしめた

他にも世界的に有名なレストランや、スイーツ店。服や装飾品。一日で一般人が一生暮らしていけるぐらいの額を使った。まぁ、そんぐらいどうってことないんだけど。

嘘に気付いた後は、逆に色んな物が手に入ってラッキー♪ぐらいにしか思ってなかったし。

金なんて殺してりゃいくらでも入ってくるし。


質が悪いのはカエルの方だ。

小さい嘘をあちこちでバラまいて、ヴァリアー内で膨れ上がってく様子をげろげろ言いながら楽しんでく方法だ。

アイツの去年の嘘はヒドかった。

ボス以外のヴァリアー全員を騙してのけた。

しかもいっぺんに。 

内容はもう最悪だから言いたくもない。


「あ、ベルセンパーイ」

「なっ、クソガエル!!」

「今年も騙すんで覚悟しといてくださいねー」

そう言いながら、すんげー不敵な笑みを浮かべる。ドS通り越して鬼畜な目つきだし。

「騙されるって分かってて騙されるバカがどこにいんだよ!!

 ぜっっっってー騙されないかんな!!!」

「そのバカがヴァリアーに何人いるか去年の結果からわかってるでしょー。去年だって、ミー、みなさんの事騙しますー。って宣言したにも関わらず、みーんな騙されたじゃないですかー」

「うっ、・・・でも今年は騙されないから!!オレは!!」

「あっ、言っときますけどー今年は去年みたいにみんなを騙すのタルイのでーベルセンパイだけにしますー」

「お前、今ここで殺す!騙す前に死ね!」

なんで、クソカエルの標的がオレだけなわけ!?

「死ぬ前にオサラバしまーす」

言葉を残してカエルの姿が煙に包まれてドロンと、昔風のアニメみたいに消えた

「ナメんなよ!!」

誰もいない空間に向かって吐き捨てた




大勢を犠牲にしてでも   ベル視点  未来が変わる時

 もうすぐアイツが消える




ボンゴレ十代目が白蘭を倒したらマーモンは生きてる事になる


マーモンの換わりにヴァリアーに来たアイツは必要のない存在になる


全てが10年前から変わる


世界は変わる


アイツもオレも変わる


タイムリミットはボンゴレたちが過去へ帰る時間まで、後15分


もうすぐ何もかもが元に戻るのにアイツはいつもと変わらない無表情で目の前で本を読んでいる


コイツは元に戻ったらオレの事を忘れてマフィアとは関わらないで暮らすのかな


でも相変わらず無表情なのかな


それともオレには滅多に見せない笑顔で誰かに微笑みかける?




「ミーが消えても泣いちゃだめですよー」



突然発した言葉


本読んでたんじゃないのかよ


必死に別の事を考えて泣かないようにするけど、感情が溢れてきて止められない


「泣かねぇよ」


「もう泣いてるんですけどー」


涙が止まらない


「消えんなよ・・・・・。」


「・・・・・・。」


「消えんなよ!!オレの傍から消えんな!離れんな!勝手に記憶からいなくなんな!

 ・・・っ、ヤダ・・・・・・ヤダよ!!お前の居ない世界なんかいらない!

 マジでお願いだから一緒にいて・・・。

 お前がいなきゃオレ・・・・オレ・・・・・。」


「ベルセンパイ・・・・・・」


「なんでお前は平気そうな顔してんの!?オレと離れて寂しくないのかよ!?  

 オレはお前がいなきゃ寂しくて死んじゃうし!ヤダヤダヤダヤダヤダ!!!!!」


「ミーだって!・・・・ミーだって平気なんかじゃないですよ!!」


声を荒げるフランを見ると目に涙をいっぱいためて、眉が情けなく下がってる


「けど、変えられない現実なんです・・・。ミーだってセンパイと過ごした日々を忘れるのは苦しいです。悲しいです。」


「うっ・・・フラン・・・」


「白蘭がこの世にいる限りボンゴレの暗殺部隊であるヴァリアーは必ず狙われます。

 そうすれば、ベルセンパイだって・・・。だから、ミーはセンパイを守るために白蘭を倒す手助けをしたんです」


「守るとか・・・生意気・・・」


「でも、ミーはセンパイの事忘れません。例えセンパイがミーの事忘れてしまってもミーがセンパイの事探し出して逢いに行きます。」


オレはフランがいなくなるからって動揺して混乱してただけなのに、フランはここまで考えていたんだ・・・・


「・・・やっぱり、センパイがミーの事を忘れるのはキツいです。

 だからセンパイもミーの事忘れないで下さいねー・・・。」


「忘れない!忘れねぇよ!忘れらんない!!」


「その言葉、信じてますよー。・・・・・・そろそろ時間らしいですー。」


「まだ・・・まだ離れたくないっ!!」


「次に逢った時はもっと言いたい事があるんでー、待ってて下さいねー?」


そう言うフランの体が段々透けてくる


「待ってるから!!ずーっと、ずーっと待ってるから!100年でも1000年でも来世でも待ってるから!!」


フランが微笑む


その時に頬を滑り落ちる一滴の雫があまりにも綺麗だった


「ベルセンパイ、大好きですよー」



(オレも大好きだよ!!)


言葉が喉から届く前にフランの姿は霧に包まれて消えていった



あとがき


自分で書いてて悲しくなった( p_q)

ベルとフランは記憶が過去の自分達に伝わる事を知らないという設定です。

うち的にはマーモンもフランも好きなんですけどね・・・。






 



「パフェの味がわかんないですー」  会話文

「何食べてんの?」

「いきなり人の部屋のドア開けといてなんなんですかー。」

「カエルの部屋だから大丈夫。」

「カエルじゃないですー。パフェですよー。」

「・・・それ、全部食べる気?」

「センパイも食べますー?」

「お前だけじゃ食えなさそーだから食う」

「何がいいですかー?」

「何があんだよ」

「えーっと・・・。チョコ・マンゴー・イチゴ・抹茶・ピーチ・・・」

「わかった。もういいから。適当に食うから。オレのスプーンは?」

「休憩室が一番近いですよー。」

「とってこい」

「なんでミーが・・・。」

「ししっ、だってオレ王子だもん♪」

「むー・・・。幻術でスプーン作るんでそれで食べて下さーい。」

「えー、いきなり変なモンに変えたらぶっ殺すから」

「こんなことで幻術使いたくないんですけどー。」

「オレの為に尽くすカエル好きだよ」

「もー。はい、これですー。」

「ん。・・・うめー。マンゴーさっぱりしてて旨いよ」

「んー・・・ミー的には歯が溶けそうなくらい甘いチョコの方がおすすめですー。」

「ガキ」

「甘党なんですよー。」



「王子、もう食えない・・・。」

「もうおしまいですかー。」

「こんだけ食えただけ偉いと思うんだけど」

「その残したリンゴ味くださーい。」

「ん、あーん」

「え・・・」

「ほら、食うんだろ?」

「でも・・・」

「手疲れるからはやく」

「むー・・・。」

「あ、カエルが食った。旨い?」

「むぅー・・・味がわかりませーん。」

「ししっ、赤くなっちゃってカワイーの♪」

「うるさいですー。」

「ほら、もっと食えよ。ん。」

「自分で食べれるのにー。」

「そう言いながら食べるフランってほんとカワイイ♪普段からそんな可愛げがあればなー。あ、ツンデレってヤツ?」

「・・・黙って下さーい。」


あとがき


なんじゃこりゃ。二人がパフェの食べさせ合いをするっていう・・・。

ちなみに、フランはパフェを10種類食べました