ことばの物語
〖仏教語〗
阿鼻叫喚 あびきょうかん
(日常語) 悲惨な状態に陥り、混乱して泣き叫ぶこと。
(仏教)
阿鼻地獄と叫喚地獄を合わせたものとありますが、
これは阿鼻地獄に落ちて「叫喚(泣き叫ぶ)」と捉え
られます。叫喚地獄というのもありますが、阿鼻地獄
は八大地獄の最下層で無限地獄とも言われ、七つの諸
地獄を一つにまとめてその一千倍の苦しみを受ける所
であります。
ここには大悪の罪、五逆と謗法を犯した者が落ちる所
であります。
〖五逆〗 最も重い罪で父を殺す・母を殺す・阿羅漢
を殺す・僧の和合を破る・仏神を傷つけること。
〖謗法〗 仏法をそしり真理をないがしろにする。
無理難題を言う。
※〖八大地獄〗
等活地獄・・鉄の爪で引搔き合い鮮血が飛び散る
まで争い続ける。
黒縄地獄・・焼けた鉄縄でぐるぐる巻きにされる。
衆合地獄・・獄卒に山に追いやられ、様々な責め
苦に会う。
焦熱・大焦熱地獄・・熱による苦しみを受け続
ける。大焦熱地獄は極限の高温。
叫喚・大叫喚地獄・・叫び続ける地獄。
阿鼻地獄
※総ての地獄で再生を繰り返し、責め苦を受け続け
ます。そこに地獄からすべての亡者を救う地蔵菩
薩が用意されています。これがあれば信者が増す
と言えますかね?
〇地獄、極楽は心にあり
心の持ちようでは地獄も極楽になるとね。
つまり地獄、極楽は現世にあるということ。
〇仏頼んで地獄に堕ちる
願っていたことと反対の結果るなるということ。
そうですね、自力でどうにもならないから神仏
にたよる。もともと神仏がいないからそうなる?
【漢字の勉強】
地 つち・チ・ジ
字の成り立ちは「土」に「也=蛇の象形」で、
うねうねと連なる土地の意味。
大地の神は「地母神」といわれ、生命を生み出す
女の神さんであります。地母神は古代の多くの国の
神話、土着の信仰に見受けられます。
そして農耕民族では生命の元である母系社会であり
ました。父系社会は狩猟などで社会を支える遊牧民
の社会で、農耕民を征服することで広まっていった
ようであります。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房・井上義昌編
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
ニッポンの謎学/永岡書店
漢字の話し 上・下/藤堂明保著・朝日選書
