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ザーアートマンのブログ

ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

   

     

ギリシア神話つまみぐい 

 

アプロディテ(ヴィーナス)

愛と美の女神。

神であろうと逆らえない愛欲、生産の神。

海に投げ捨てられた、ウラノスの陽物から泡が噴き

出し、アプロディテが誕生する。(アフロ=泡)

シリアを起源とする大地母神(豊穣を司る)。

キプロス島から転々と、ギリシア本土まで伝播する。

 

ボッテチェリーの描く『ヴィーナスの誕生』が総てを

物語っている。

  貝殻に乗ってたどり着いたS字形の姿態。

  貝の下には白い泡。

  流れ着いたところはキプロス島。

  ホライ(季節の女神)とカリス(三美神)が迎える。

 

夫は醜いヘパイスト(ヴァルカン=鍛冶の神)。

 余談だが、美人とブ男の組み合わせはけっこういる。

 ものの本によると、本能として美人は、自分に美を

 伝える遺伝子を持っているために、美醜の選択をし

 ないらしい。

 逆に、ブ男は遺伝子的に美人を求めるらしい。

 ともあれ、古代においても、この美醜の組み合わせ

 を感じ取って いたのではないでしょうか。

 

ヘパイストは、ゼウスヘラの子であるが、その醜さ

ゆえに母ヘラに捨てられる。その時の後遺症で、足を

引きずるようになる。

成長したペパイストはヘラに、秘密裏に仕掛けのされ

た豪華な椅子を贈る。

その椅子に座ったヘラは、椅子に拘束されて身動きが

取れなくなる。

ヘパイストに拘束から解くよう命じるが、自分をゼウ

スとヘラの子であることを認めるよう条件を出す。

さらに、約束を信じられないヘパイストは、アプロディ

テを自分の嫁にするようにと要求する。

この結果、アプロディテはヘパイストの伴侶となるの

である。

 

この美神に恋はつきもの

粗暴な軍神アレスに夢中になる。

 不義の愛からエロスアンテロス(恋愛の神)恐怖

 の双子デモスポポスを生む。  

 エロスは創世の初めからいたという説もある。

 こちらほうが何かと意味深い。

 

ヘルメスとの間に、ヘルマプロディスト(両性具有)

 が、生まれる。

 ギリシア哲学者の理想とされることも。

 男であると同時に女、女であると同時に男プラトン

 の『饗宴』に雌雄同体のアンドロギュノスの話がで

 てくる。

 人は初め雌雄同体であったものが、ゼウスの怒りを

     かって、分離されたと。その為、人はいつも片割れ

 を求め続ける。

 これがもととなって、ベターハーフと呼ぶようにな

 ったとの話もある。

 

彼女が特に愛したのは、半神のアドニス

 アドニスは、嫉妬した神ペルセポネ差し向けられ

     た猪によって殺される。それを悲しんだアプロディ

     テは、彼をアネモネの花に変える。

 助けようとした、アプロディテの足から流れた血は、

    白いバラを赤く染めたという。

 

・プリギアの王子アンキセスとの間に、ローマ建国の

    祖アイネアス生まれる。

 

・トロヤ戦争の元凶となる絶世の美女ヘレンパリス

     に贈る。

 

《絵の中の象徴》

 

ここはイタリア ヴェローナ。

古代ローマ円形闘技場のあるところ。(アレーナ・ディ

・ヴェローナ)シェイクスピアの『ロミオとジュリエッ

』『ヴェローナの紳士』の舞台になった所。

ロマネスク様式のサン・ゼーノ・マジョーレ教会

ここには あのマンティーニャの『サン・ゼーノ祭壇

がある。

 

「見てごらん、荘厳だろう。」

「前に見たマエスタね。」

「そうだ、前のマエスタと違って、もはや背景に金箔

    はないね。ゴシック様式ではなく、ルネサンスのも

    のだね。」

「まるで現実そのものだね。」

「トロンプイユ、だまし絵だね。」

「ここにも、下にプレディラがあるね。」

「このプレディラは模写で、本物はルーブル美術館

   あるんだ。」

「また、戦利品として持ち出されたのね。」

「美術作品も大したもので 返却に当たっては政治的

   取引がなされたりするんだ。」

「そうなんだ、この絵の柱なんかローマ時代みたい。」

「よく気づいたね。マンティーニャは古代ギリシア・

  ローマに魅せられていた。

 そして、この三面の形式は?」

「ううんと、三だからトリプル そうトリプティー

    ク!」

「その通り。ただ、今までと違うのは、三面とも同じ

   時空にあるんだ。」

「そうだ、今までのは三面とも違った場面だったね。」

「中央のローソクの光が神なんだ。」

「三位一体ね、でも精霊の鳩は?」

「ほんとだね。もしかしたら、神とキリストとマリア

   で三位一体かな?

 どう、この考え方。」

「うまくこじつけるね、そうかもね。」

「左右の人は、頭にニンブスがあるから聖人ね。」

「誰が誰かよくわからないが、手前の薄汚れて、だらし

   ない服の着方をしているのは洗礼者ヨハネらしいよ。」

「でも、聖書を持っているよ。」

「それが?」

「聖書はキリストが死んだ後に作られたんじゃない?

 洗礼者ヨハネは、キリストよりも先に死んだんじゃ

   ない。」

「そう、前にも言ったと思うが、神様の世界、なんだ

   ってありさ。」

 

                                     

今日一日 幸運でありますように

 

            誤字脱字ご容赦ください。

2015.1掲載再考