大好きギリシア神話
≪象徴≫
〖鳥〗
総体的に鳥の象徴は何といっても自由にで
あります。
鳥の種類によって、次のような象徴となります。
〇梟・・・幸運の象徴
「不苦労」という語呂合わせから。
〇鳩・・・平和の象徴
ノアの洪水伝説に由来。
〇鷲(雕)・・・強さの象徴
鷲の力強さから。
鳥は中生代(約二億五千万年頃)に恐竜(爬虫
類の一群)から進化したものとされます。
●ゼウス神ーギリシア神話
ゼウス神の聖鳥は鷲であります。
鷲は空の王者と言われ、強さ・勇気・遠眼・
不死の象徴です。
☆鷲はローマ皇帝の紋章であり、東ローマ
帝国は双頭の鷲を紋章としていました。
また、ドイツ・スペイン・オーストリアポーラン
ド・チェコなどは鷲を国の紋章としています。
【言葉の物語】
鷲―わし(=雕)・ジュ・ショウ
鷲の字の成り立ちは「京=人が集まり住む所」
に「尤=疣(いぼ)の原字で、特定の場所に出現
する」に「鳥」で、ハゲワシのことで、死体に寄っ
てきて食べるワシ。強さの象徴のワシ(イヌワシ)
は「雕」の方で、字の成り立ちは「周=めぐる」に
「隹=とり」で、空中を回って獲物に襲いかかる鳥
の意。字形としては「鷲」の方が荒々しいですね。
英語で「Eagle」で語源はラテン語の「aquila=
黒いワシ」に由来するそうです。
●ヘラ女神ーギリシア神話
ヘラ女神は主神ゼウスの妃であります。
聖鳥は「孔雀」で、彼女の美しさと高貴さの象徴。
雄の孔雀の羽根の目玉模様は、アルゴス(千の
目を持つ巨人)の目玉を散りばめたもので、嫉妬
深いヘラ神がゼウス神の行動を監視させていま
す。
【ことばの物語】
孔雀の字の成り立ちは「孔(あな)=するりと抜け出る・
この場合は大きいの意」に「雀=すずめ」で、大きい
鳥を意味すると。
古代中国では孔雀に九徳あるとしています。
高級官僚の帽子に尾羽を飾る習慣があったと。
また、孔雀の羽根を広げた図案は、太平をを表す
吉祥図であります。]
●アテナ神ーギリシア神話
アテナ女神は知恵・戦争・学芸・工芸を司ります。
ローマ神話のミネルヴァと習合します。
アテナ神の聖鳥は梟であります。
梟は夜行性で夜目が効くところから、「世の目が
効く」と、つまり世間の知にたけているという意味
で、知恵の象徴であります。
日本では「不苦労」と語呂合わせで、幸運の
象徴であり、また首が270度も回るところから
金運の象徴でもあります。
※借金で困窮することを「首が回らない」といいま
すね。その逆が首がよく回る梟なんですね。
愛称「森の哲学者」・「森の忍者」。
【ことばの物語】
梟(ふくろう・キョウ)の字は「鳥の略字」に「木」で、
木に磔(はりつけ)て、祭祀にもちいるられる鳥の
意。
※古くから中国で、梟は成長すると母鳥を食べる
とされて、「不幸鳥」と呼ばれていたと。
晒し首を「県首(キョウシュ)」といいますが、後に
「梟首」と書き替えられました。
「県」は「首を逆さにした形」で、頭をぶら下げる
様子を示しだ字であります。
●ヘリオス神-ギリシア神話
ヘリオス神は太陽神で、後にアポロン神と同一
とみられるようになります。
聖鳥は「雄鶏」で、夜明けを告げる太陽の再生
を象徴しています。
古代ローマでは、戦争の勝敗や政治的決断に
鶏占いをしたと。
〇中国神話では巨大な世界樹の頂で「天鶏」もしく
は「金鶏」が夜明けを告げるていると。
中国の成句に「雌鶏晨(あした)す」というのがあり
ます。これは雌鶏が夜明けを告げると国が亡ぶ
ということで、女性が権勢をふるうことをいったも
のです。これからもわかるように、夜明けに鳴く
のは雄鶏なんですね。
〇日本神話に鶏が出てくるのは「岩戸隠れ」のお話
しであります。
<弟のスサノウ命の乱暴狼藉に業を煮やした
太陽神・天照大神は「天岩戸」に姿を隠します。
すると世界は闇に包まれます。
そこで八百万の神が集まり、この岩戸(洞窟)
から天照大神を引き出す方法を考えます。
アメノウズメの命が裸で踊り、神々は大騒ぎ
し、常世(冥界)の長鳴き鳥を集め、木の枝に
止まらせ鳴かせます。・・・・・>
※アメノウズメの命の踊りはストリップの始まりと。 と。
長鳴き鳥の話しから、神社の神門を「鳥居」と言
うという説があります。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
<ギリシア神話>
ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫
ギリシアの神話 (神々の時代)
(英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫
ギリシア神話 上・下 呉茂一 新潮文庫
ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店
ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書
店
ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社
ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
ローマ神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
世界の神話百科 アーサ・コットレル 原書房
神の文化史事典 白水社
100の神話で身につく一般教養 白水社
ギリシア神話シンポル事典 白水社
世界神話辞典―創世神話と英雄伝説ー
角川ソフィア文庫
【入門書のおすすめ】
ギリシャ神話解剖図鑑 株式会社エクスナレッジ
キリシャ神話の教科書 東ゆみこ監修 ナッツ社
<漢字の参考書>
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
