精霊たちーはがき大ペン画 作品1550 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

大好きギリシア神話

  ≪象徴≫

 

〖カラス〗

   烏・鴉・雅

 

烏の濡れ羽色」という言葉があります。

これは、光の干渉で緑みを帯びた黒髪(緑の

黒髪)で、東洋人の理想美とされています。

黒光りをして天子の輪が輝く、身惚れるほど

の美しさですね。

 

カラスは不吉なものとされ、死の象徴でもあ

ります。ヨーロッパでは、腐肉を食らいその鳴

き声は忌まわしく、黒色は冥界と繋がり、死を

連想され、悪魔や魔女の使い、化身とされて

いました。

一方、その知能の高さから、神の使い(太陽神

アポロンの使い・八咫烏など)ともされます。

※中国では「孝鳥・慈鳥」とも言われます。

  これは、成長した鴉は育ててくれた恩に報い

  るかのように、親鳥に餌を与えるといわれ

  ます。これを「反哺の孝」といいます。

 

ギリシア神話では太陽神アポロンに仕

 えていました。

 アポロンは白い烏を信頼し、自分の密使と

 していました。

 ある時、テッサリアの王女コロニスを目にし、

 彼女に恋慕し睦あい、彼女の監視をさせます。

 烏がついうっかりこの監視を忘れてしまいます。

 その間にイスキュスという人間の若者が彼女

 を誘惑します。その事をアポロンに伝えると、

 アポロンは怒り狂ってコロニスを焼き殺します

 か、死の間際にコロニスはアポロンの子を宿し

 ていることを告げ「この子が生まれてからでも

 よかったのに」と言って息絶えます。

 アポロンはあわてて、コロニスの胎内から胎児

 を取り出し、ケンタウロスの賢者ケイロンに預

 け養育させます。ケイロンは医術にも優れ、こ

 の術をこの子に授けます。

 それが後の医神アスクレビオスであります。

 一方、アポロンの怒りのはけ口は烏にも及び

 「おまえは」一生コロニスの喪に服せ」と烏を

 真っ黒にしたと言います。

 

キリスト教では烏は不吉な鳥であり、悪魔

 の使い、魔女の化身とされますが、ここでも

 烏は鳩のように白かったと。

 人類を滅ぼす洪水がやんだ後、ノアは地上様

 子を知るために鴉を放ちます。

 鴉は途中で見つけた死体を貪るのに夢中で

 方舟に戻りませんでした。

 そのため、地上に広がる悪臭が鴉の羽根にし

 みついて、白い羽根が黒くなったと。

 

 

三本足の烏

 古代中国では、太陽に三本足の烏が棲ん

 でいると言われていました。(太陽の黒点か

 ら)何故三本か?

 これは陰陽説によるもので、太陽は「陽」で、

 奇数の「陽」と符合したものであります。

※日本では奇数は縁起が悪いとされますが、

  中国では目出度い数、つまり「陽」であり

  ます。

 

八咫烏ーやたがらす

 日本神話に出てくる三本足の烏で、神武東征

 の時に、高木大神(古事記・日本書紀では天

 照大神)が遣わした案内役で、熊野から大和

 国へ案内したと。

 太陽の化身とも考えられることがあります。

 (天照大神→太陽からすると、日本書紀の方

 でしょうが、烏賊にも作為的ですね。)

 ※「咫=あた」は身体尺で長さの単位。掌を広げ

   た長さで、八咫は約1.2m。大きい鴉ですね。

 

漢字の「」は「鳥からー棒を取ったもの」で、

黒くて目の位置が分からないという所からで

あります。

」の字は「牙=音符」で「ガァ」と鳴く鳥と言う

意味であります。

「雅=ガ」も同じで「隹=スイ=小さな鳥」でありま

す。これが和語の「みやび」に用いられました。

「雅」は詩経をに基づく舞楽「大雅(ガ)・小雅(ガ)

の音符として使われました。

これから和語の「みやび」は「都人風・宮廷風

からで、上品で優美なことをいいます。

 

          今日一日幸運でありますように!


勉強の主な参考書

<ギリシア神話>

ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫

ギリシアの神話 (神々の時代)

     (英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫

ギリシア神話 上・下  呉茂一 新潮文庫

ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店

ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書店

ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社

ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版)  原書房

ローマ神話物語百科(ヴィジアル版)   原書房

世界の神話百科 アーサ・コットレル   原書房

神の文化史事典               白水社

世界神話辞典―創世神話と英雄伝説ー

                   角川ソフィア文庫

【入門書のおすすめ】

ギリシャ神話解剖図鑑 株式会社エクスナレッジ

キリシャ神話の教科書 東ゆみこ監修 ナッツ社 

 

 <漢字の参考書>

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫