ことばの物語
≪あらためるー改・革・更≫
過ちて改めざる 是を過ちと謂う
過ちては則ち改むるに憚ることなかれ
ともに論語にある言葉です。
改過自新(かいかじしん)
「過ちを改めて自ら新たにす」。これは、過ち
を改めで再出発をすることで、再出発をする
ためにも過ちを改めるべきであります。
昨今は、過ちを隠しまくるお偉いさんたちば
かりのような。そして、その過ちに憑依されて
大変なことになっています。
「改める」は再出発のお祓いでありますよ。
改(=革.)ー物事を良い方向に替えること。(制
度を改めるなど)
更ー古いものを新しいものと取り替えること。
(契約を更新するなど)
なお、「鞄を改める」などのように、物事を詳し
く調べる場合の「あらためる」は「検」と書きます。
改ーあらためる・あらたまる・カイ
字の成り立ちは「己=かしこまる」に「攴=棒を
手にもってぽんとたたく」で、かしこまるよう
に仕向ける、あらたまるの意味。
革ーかわ・あらためる・カク
頭から尾までをはいだ獣の象形。改に通じ
、あらためるの意味。
革命(かくめい)
もとは天命が革まって王朝が交代すること。
天子の交代は天命によるものとされていた。
(易経・革)
被支配階級が支配階級から政治を奪って、国
家組織を急激に変えること。
更ーかえる・あらためる・さら・ふける・コウ
字の成り立ちは「攴=棒を手にもってぽんとた
たく」 に「丙=台座の象形」で、台を重ねて圧力
を加え固めて平らにするの意味から、かえる、
あらためる、さらにの意味を表す。
更衣(こうい)
・ころもがえ。
・便所に行くこと? 中国では便所に行くときに
は着物を着換えたところからと。(上流社会の
話ですね)
・平安時代の女御につぐ位の女官。
更衣とは本来天皇の着替えに奉仕する女
官の称でありました。
女官の順位は、中宮(皇后)、女御(嬪)、更衣、
御息所、御匣殿(みくしげどの)、尚侍(ないし
のかみ)、典侍(ないしのすけ)となります。
更新(こうしん)
従来の物に替えて新しくする。あらたにする。
更生(こうせい)
・生まれ変わる。生き返る、再生。
・役に立たない物を利用すること。
更迭(こうてつ)
大臣の更迭なんて使われますが、ある役職や地
位人を入れ替えること>。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
