大好きギリシア神話
≪象徴≫
〖海豚〗
イルカー鯆
海豚は予見・叡知・用心深さの象徴。
また、再生の象徴でもあります。
アポロン・アプロディテ・ティオニュソス・
アムヒトリテ(ポセイドンの妃で海の女王)の聖獣。
※古代ギリシアでは海豚を殺すことは重罪とさ
れていました。
●海豚はギリシア神話では、海に落ちた海賊
が変身したものだそうです。(→再生の象徴)
<ある時、ディオニュソスは海賊に捕らえられ
マスト帆に縛り付けられます。
その後、海賊は酒に酔わされ、海に投げ落
とされ、海豚に変わったと。>
海豚の予見の才能は、アポロンが海豚に変身
してクリッサ海岸にたどり着き、デルフォイに向
かったという話しに関係するもので、デルフォイ
の神殿には海豚の絵が描かれていたと。
〇トリトン
上半身が人間で下半身が海豚の姿をした
海神ポセイドンとアムピトリテの息子であり
ます。
海中の黄金宮殿で父母と住み、深海を司る
神となっていまする
アトリビュート(そのものを表す持ち物)は法螺
貝、または法螺貝と三叉の矛(トライデント)を
であり、法螺貝を吹いて、海を荒したり鎮め
たりします。
洪水の際、法螺貝を吹いて水を引かせ、デウ
カリオンを救ったのはトリトンであります。
●ユダヤ教の食事規定(カシュルート)では「鱗
のない魚は食してはならない」とあるそうです。
(海豚・鯨など)
●キリスト教で海豚は「魂を冥界に運ぶもの」と
され、また「救済と復活の象徴」であり、キリスト
の象徴であります。
※魚がキリストの象徴とされるのは、ギリシア語
で「イエス・キリスト・神の子・救世主」の頭文字
を並べると、ギリシア語の「魚=イクティス」となる
ところから、で、キリスト教初期の隠れた象徴と
として用いられました。
(日本の隠れキリシタンみたいな時代があったん
ですね。)
トリトンは後に「マーマン(マーメイドの男性版)」
のと象徴となります。
女性を「マーメイド」と言いますが、この元になっ
たのはギリシア神話のセイレーン(サイレンの語源)
であります。
セイレーンは、船乗りたちを魅惑する歌声で惹き
つける怪物でしたが、後には紅毛のロングヘアー
の魅惑的な女性像として描かれるようになります。
●東洋では不吉の前兆とされ、日本には鎌倉時
代の戦乱で人魚の漂着が前兆としてあったと。
●日本には八百比丘尼(やおびくに)という伝説
があります。
<ある男が見知らぬ男に招待されます。
そこで、人魚が調理されたのを見かけます。
そしてそれが食事として出されました。
男は気味悪がって、それを食べずに家へ持ち
帰り放置していました。
興味を持った16歳の娘が、人魚の肉とは知ら
ず食べてしまいました。以後娘は不老長寿を
得ます。長寿の為何人かの夫は先に死に、知
り合いも皆亡くなってしまいました。
それから八百比丘尼は尼になり全国を巡り、
ハ百歳で亡くなったと。>
※長生きも考えものでありますね。
ギリシア神話にはデルポイの巫女クマエのシュビラ
の話があります。彼女はアポロン神から長寿をもら
いますが、不老を願うのを忘れたために、長年生き
るに従って縮んでいって、蝉のようになりました。
彼女の願いは「死にたい」ということでありました。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
<ギリシア神話>読書案内
ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫
ギリシアの神話 (神々の時代)
(英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫
ギリシア神話 上・下 呉茂一 新潮文庫
ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店
ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書店
ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社
ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
ローマ神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
世界の神話百科 アーサ・コットレル 原書房
神の文化史事典 白水社
世界神話辞典―創世神話と英雄伝説ー
角川ソフィア文庫
【入門書のおすすめ】
ギリシャ神話解剖図鑑 株式会社エクスナレッジ
キリシャ神話の教科書 東ゆみこ監修 ナッツ社
<漢字の参考書>
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
