ことばの物語
大好きギリシア神話
〖エーオス〗ーアウローラ(ローマ)
エーオスは古代ギリシア語で「曙」の意味で、
曙の女神であります。
ティタイン族(巨人族)のヒューペリオンとティア
女神との娘で、ヘリオス(太陽)とセレーネ(月)の
兄弟であります。
エーオスとアストライオスの子たちが、アネモイ
と言われる三柱の風神たちであります。
ゼフュロス(西風=春風)・ノトス(南風)
ボレアース(北風)
エーオスは既婚者でありながら恋多き女神で
ありました。
<トロイア家のティートーノスは神と見まがうよ
うな端正な姿をしていました。彼をエーオス
は東の国に連れ去り、ゼウス神に彼を不死に
して欲しいと願い、叶えられました。しかし、ク
マエのシュビラと同じように若さを保つこと
を願うのを忘れていました。時が経つにつれ
てティートーノスの髪は白くなっていき、ついに
手足を動かせないほど老いて行き、訳の分
からないことをしゃべり続けます。そして、エー
オスは彼を一室に閉じ込めてしまいます。
ティートーノスは最後には蝉になってしまっ
たと。>
(あの騒がしい蝉の声は耄碌したティートーノ
スのお喋りなんですね。)
〖ゼフュロス(西風=春風)〗
西風の神格化。
心地よい風で、時に雨を降らせ春の訪れを告
げます。
〖ノトス(南風)〗
穏やかな暖かい風の神格化。
秋に嵐をもたらし、作物をダメにする神として
恐れられもしました。
〖ボレアース(北風)〗
暴力的で、荒々しい風。
この風の力をアテナイでは守護神とします。
ペルシア戦争戦争の際は、この神に生贄を
捧げたと。(まさしく冬将軍でありますね。)
〖ムーサ〗(英)ミューズ
学芸を司る女神で、複数形がムーサイ。
詩人たちは創作のあたり、彼女らに語りかけます。
ホメロスは叙事詩『オイデュセイア』の冒頭で語り
かけています。
「男のことを私に語ってください、ムーサよ・・・」と。
詩人たちはムーサに与えられるインスピレーション
を得て、見事な芸術作品が生み出されると考えて
いました。
ムーサイはティタンイ(巨人)族の記憶の女神ム
ネモシュネと主神ゼウスとの娘たちであります。
ムーサたちが司ったむ芸術を古代ギリシア語で
「ムーシケー」といい、これが「ミュージック」の語
源となります。また、アレキサンドリアの「ムーセ
オン(ムーサ神殿:学問研究所)」がミュージアム」
の語源となります。
彼女らの住んでいたパルナッソス山から付けら
れた名がフランスのパリのモンパルナスの丘で
あります。また、シャンゼリゼの名は「エルシオン
(楽園)」からだそうです。
※モンパルナスはエコール・ド・パリ時代の芸術
家たちの中心地で、彼らが付けた愛称からだそ
うです。
<ヘシオドスによるムーサの九柱>
〇クレイオー歴史のムーサー
(讃える女)
〇メルポメネー悲劇のムーサ
(歌う女:劇作は韻文形式で吟じるものでありました)
〇タレイアー喜劇・牧歌
(豊かな女)
〇テルプシコラー合唱・抒情詩・舞踊
(踊り楽しむ女)
〇エラトー恋愛歌
(愛される女)
〇ポリュヒュムニナー賛歌
(多くの賛歌の女)
〇ラウニアー天文
(天の女)
〇カリオペー叙事詩
(美しい声の女:オルフェウスの母とされます)
『神の文化史』(白水社)によると、ムーサ単独の
神話は無いが、アポロンとマルシュアスの審判を
担当し、タミュリスは彼女らと音楽の技を競って
盲目にされ、セイレンたちはムーサと技比べを
して負けてあ海に投じたと。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
<ギリシア神話>読書案内
ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫
ギリシアの神話 (神々の時代)
(英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫
ギリシア神話 上・下 呉茂一 新潮文庫
ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店
ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書店
ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社
ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
ローマ神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
世界の神話百科 アーサ・コットレル 原書房
神の文化史事典 白水社
【入門書のおすすめ】
ギリシャ神話解剖図鑑 株式会社エクスナレッジ
キリシャ神話の教科書 東ゆみこ監修 ナッツ社
<漢字関係>
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
