ことばの物語
〖パスカルの賭け〗
神は存在するか?
神の存在を決定できないとしても、神が存在
することに賭けても失うものはない。
パスカルの『パンセ』に書かれているこの部分を
読んでいると(もちろん翻訳を)、さっき何と書いて
あったか?と行きつ戻りつしていると、細部が気
になって本論がわからなくなってきました。
ふと開いた『ひとくち哲学』(早川書房)によくわか
るように説明されていました。
<(1)もしわれわれが神がいると信じ、実際に神
が存在するとしたら、われわれは永遠の命と天
国という楽園が得られる。神はいると信じたが、
いなかった場合は何も起こらない。人間は死ん
で終わるだけだ。
(2)神はいないと考えたが実は存在した場合、よ
くて虚無という永遠の中で朽ち、悪ければ地獄
で終わりのない責め苦を受ける。
神はいないと考え、実際に神がいなかったと
して も、やはり何も起きない。神はいると信
じたがい なかった場合とまったく同じ結果だ。
であれは何 の損がある?神がいる方にかけ
ればいいでは ないか。どちらにしてもその方
が得くだろう。>
※『ひとくち哲学』ジョニー・トムソン(石垣賀子約)
市井の哲学フアンにお勧めですよ。
≪仏教語≫
〖四天王〗
してんのう
酒呑童子を退治した源頼光の四天王、〇〇四天
王などと言いますが、これは優れた部下やその
分野の最も優れている四人のことであります。
これは仏教の方位神の四天王からであります。
四天王は須弥山の中腹で八部衆を従え、須弥
山の頂上忉利天にいる帝釈天に仕えていま
す。
[東] 持国天
「持続する国を持つ者」という意味を持つ。
乾闥婆、廬舎遮を眷属とする。
[西] 広目天
「不格好な目を持つ者・種々の目をした者」と
いう意味を持つ。
龍神、 富単那を眷属とする。
[南] 増長天
「成長する」から派生。
鳩槃荼、葭荔多を眷属とする。
[北] 毘沙門天
インドのグベーラ神。
「よく聞くところ者」という意味から、多聞天と
称され、日本では単体で安置されるときは
毘沙門天、四天王の一柱として安置されると
きは多聞天というそうです。
日本では「五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、
長寿、立身出世」の七福神の一柱となって
いますが、インドから中国に伝わる過程で
軍神となりました。
※上杉謙信は毘沙門天の熱心な信者として知られ
ます。
(神仏の眷属はたくさんいて、しかも音写の漢
語が難しくてどれがどれかわからないですね。
ここのまで来るともはや劇画のキャラクターであ
りますね。)
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
