精霊たちーはがき大ペン画 作品1454 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 

〖目から鱗〗

  めからうろこ

 

目から鱗が落ちる」というと、何かのきっかけで、

それまでわからなかったことがはっきりと理解でき

るようになることを言います。<

キリスト教徒を迫害していたパウロは、それに

 より失明するという罰を受けます。イエスはその

 目を元に戻すために、弟子をパウロのもとにおく

 ります。そして、その弟子がパウロの体にさわる

 と、目から鱗のようなものが落ちて、明かりを取り

 戻し、再び目が見えるようになりました。

 パウロ、ペテロというと新約聖書ではよく知られて

 いますが、パウロは十二使徒には入っていません。

 それはペテロが改心してキリスト教となったったの

 は、キリストの死後のことであったからであります。

 この「鱗」のようなものは魚の鱗ではなく、邪悪な

 蛇の鱗との解釈があります。

 それは、それまで邪悪であったペテロから、邪悪

 な心が取り除かれたことを意味するようです。

 

≪仏教語≫

〖娑婆〗

  しゃば

 

娑婆はサンスクリット語の「サハー」の漢音訳で、

意味は「耐え忍ぶ」ということで、「忍土=この世

という仏教の世界観であります。

この世は苦しみに満ちている。この世の苦しみから

抜け出して「安楽浄土」へ往生できるように努める

のが、仏の教えともいえるようですね。

※「安楽浄土」は阿弥陀仏がいるといわれる苦し

 みや悩みのない安楽な浄い世界。

 

七仏通戒偈

 ※「偈(げ)」は仏や仏の教えをほめたたえる韻文体

   の経文。

     諸悪莫作(しょあくまくさ)

       もろもろの悪を為すことなかれ

     衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう)

       もろもろの善を行う

     自浄其意(じしょうごい)

       自らその意を浄する

 

凡夫のできる安楽浄土への教えであると思います。

 

 

 

                        今日一日幸運でありますように!

                      

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫