精霊たちーはがき大ペン画 作品1436 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 故事のある言葉

 仏教からの言葉

 

〖追儺〗

   ついな

 

節分・豆まき」のことですが、これは大晦日(立春の

前日)に宮中で行われていた、疫鬼や疫神を追い

払う儀式でありました。これが民間に広まったもの

であります。(=鬼遣い・節分・豆まき)

旧暦と新暦の関係で、現在は二月三日に行われま

す。立春の前日の儀式で「節分」と言われますが、

本来は「節分=立春・立夏・立秋・立冬」という季節

の変わり目のことで、この時に邪気が生じると信じら

れていて、それぞれの節句の前日に邪気を払う

儀式でありました。

この一年の始まる立春の前日は、とくに大きな意味

があり、一年の邪気を払うということで、この立春の

前日の儀式だけが残ったんですね。

日本には平安時代に伝来し、豆をまくようになった

のは室町時代からだそうです。

日本では穀物をまいてお祓いや清めの風習があり、

豆を使うのは「魔滅=魔を滅ぼす」という語呂からであ

り、また、鬼の目に豆を投げつけると、鬼を退治でき

るという伝承もありました。

〖追儺の由来〗

中国伝説の五皇帝の一人で黄帝の後を継いだ

 顓頊(ぜんぎょく)には三人の息子ができましたが、

 生まれるとすぐに亡くなり、その亡魂はあちこち

 さまよって疫病神となります。

 一人は江水に棲みついて瘧(おこり・熱病)となり

 一人は苦水に棲みついて魍魎(もうりょう)となり

 人間の声をまねて人々を困らせ、もう一人は人家

 片隅に棲みついて、人々に腫物をつくったり赤ん

 坊を脅したりしました。そこで人々は年のせにな

 ると、四つの黄金の目のある面をかぶり、熊の

 皮をまとって赤い衣装を着けた方相氏が悪鬼を

 追い払う行事をするようになったと。

 

≪仏教語≫

〖六根〗

  ろっこん

 

「根腐れ」としいうと植物の根が腐敗する病害で、

これが進行するとち立ち枯れてしまいます。

この根が健康でしっかり張らないと、木は大きく成

長できません。

人間には世界を認知する六根があります。

それは、眼・耳・鼻・舌・身・意であります。これらは

それぞれ色(視覚)・音(聴覚)・匂(嗅覚)・味(味覚)・

触れる(触覚)・意(思惟)の認識があり、これを

六識といいます。

当たり前のことですが、これが根であり、これらの

六識に執着すると、煩悩という病にかかります。

そうならないように、執着をすて清浄に保ち、健康

なくてはなりませんね。

それが六根清浄であります。

 

 

 

                        今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経の文庫